株式会社博報堂がリニューアルした雑誌『広告』が登場
2025年3月25日、株式会社博報堂が発行する雑誌『広告』のリニューアル創刊号(Vol.418)が発売されました。新編集長には、HAKUHODO DESIGNの共同CEOである山口綱士氏が就任し、誌面が生まれ変わりました。彼が掲げる全体テーマは「さあ、うれしい事件を。」。既存の慣習や方法論を超えたクリエイティブな表現を追求し、それを読者に届けます。
特集「領域侵犯合法化。」
リニューアル創刊号の特集として、「領域侵犯合法化。」が取り上げられています。このテーマのもと、さまざまなクリエイターが侵食することに成功した境界について探求し、その先進的なアプローチを紹介します。特に注目すべきは九段理江氏の取り組みで、AIを活用した短編小説『影の雨』を共作するという実験が行われました。
九段理江とAIのコラボレーション
九段理江氏は、受賞歴を持つ小説家であり、今回の特集ではAIを用いて「小説の95%をAIに書いてもらってみた」という画期的な企画にチャレンジしました。彼が手掛けた短編小説『影の雨』が、編集部の皆さんとの共作として刊行され、多くの読者に衝撃を与えています。彼の創作手法やAIとの共同作業については、読者の關心も高く、今後の展望についても議論が期待されています。
越境者たちの現在地
さらに、リニューアル創刊号では、既存の枠を超えた創造的なインタビューが行われています。米国在住のケヴィン・ケリー氏をはじめ、数々の破壊的クリエイターたちが登場し、それぞれのユニークな手法や視点を語っています。彼らの話からは、現在のカルチャーシーンでの革新や変革のあり方を学ぶことができます。
表紙には多彩な顔ぶれ
『広告』Vol.418の表紙には、プロボクサーの那須川天心氏、アイドルでインフルエンサーの金井球氏、俳優や写真家としても知られる二階堂ふみ氏の三人が登場。それぞれ異なるデザインの表紙が同時に発売され、多種多様な視点からクリエイティビティの新たな可能性を追求します。
リニューアル創刊号のイベント情報
今号を記念して、トークイベントも開催されます。九段理江と『広告』編集部が集まり、AIによる小説の未来について語り合います。入場料は1,650円で、参加希望者は青山ブックセンターのウェブサイトを通じて申し込むことができます。詳細は公式サイトで確認してみてください。
商品情報
このリニューアル創刊号は価格1,000円(税込)、128ページのボリュームで、全国の書店とオンラインショップで手に入れることができます。クリエイティビティに触れる一冊として、多くの人に読まれることを期待しています。
新しい視点と挑戦に満ちた『広告』のリニューアル創刊号。あなたもぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。