JAXAベンチャー天地人が大阪でSDGsビジネスイノベーションを発表

JAXAが認定する宇宙ベンチャー、株式会社天地人が2025年6月26日と27日の2日間、大阪市で開催予定の「OSAKA KOUMIN GROWTH DRIVE~EXPO2025 SDGs ビジネスイノベーション~」に登壇することが決定しました。代表取締役の櫻庭康人が率いるこの企業は、宇宙技術を駆使して地球の持続可能性に寄与する取り組みを行っています。

初日の26日、執行役員COOの樋口宣人が登壇し、衛星データを用いた水道インフラのデジタルトランスフォーメーション（DX）をテーマにした「天地人コンパス宇宙水道局」について発表します。この技術は、水道事業の持続可能性を支援するためのソリューションで、SDGs（持続可能な開発目標）の達成に向けた具体的なアイデアを全国、さらには世界に向けて発信します。

本イベントには、SDGs達成に責任を持って挑む企業が集まり、計30社が登壇して新たなビジネスの連携を促進します。天地人はその中で、すでに30の自治体と契約を結んだ実績をもとに、衛星データによる水道インフラの効率的な管理や地域課題解決における可能性を披露します。

イベントは、6月26日に地区内のQUINTBRIDGEで行われ、各日13:00から18:30まで開催されます。この機会を通じて、宇宙技術とSDGsを結びつけた新しいビジネスモデルの創出が期待されています。天地人は、地球規模の問題解決に向けたいっそうの進展を図っていく所存です。

「天地人コンパス宇宙水道局」では、漏水リスク診断を基にした音聴調査支援機能や、地域の特性に合わせた水道管の更新計画の策定支援などを提供しています。これにより、行政側が抱える水道インフラの問題を効果的に解決できる仕組みを整えており、各地の自治体から高い評価を受けています。特に厚生労働省や国土交通省などからも支持され、「第7回インフラメンテナンス大賞」では厚生労働大臣賞を受賞するなど実績も顕著です。

私たちの未来に向けて、必要不可欠な水資源の管理は欠かせません。これからの社会は、持続可能で合理的なアプローチを求めています。このような時代において、天地人の技術が多くの人々に恩恵をもたらすことが期待されています。これからも、彼らの挑戦に目が離せません。