株式会社オールアバウトがみらいバンクを子会社化し金融事業を強化

株式会社オールアバウトがみらいバンクを子会社化

株式会社オールアバウトは、2025年5月23日の取締役会において、株式会社みらいバンクの株式を取得し、正式に子会社化する決議を行ったことを発表しました。これにより、オールアバウトは金融サービスの事業領域を飛躍的に強化することを目指しています。取得は5月26日に完了し、これに伴う詳細な経営成績は非公開とされています。

株式取得の背景

株式会社みらいバンクは、主に銀行代理業および金融商品仲介業を行う会社であり、住信SBIネット銀行の「NEOBANK」を活用したサービス提供を行っています。特に住宅ローンの販売に注力しており、その収益が同社の成長を支えています。オールアバウトは、デジタルマーケティングやeコマースなどの領域で事業を展開しており、みらいバンクの参加によってさらなる成長機会を得る狙いです。

オールアバウトの代表取締役社長、江幡哲也氏は、今回の子会社化が「ライフアセット（人生資産）」における新たな事業の柱となるとコメントしています。このアプローチにより、顧客一人ひとりの経済的な基盤を強化することが期待されています。

新たな事業の柱としてのライフアセットマネジメント

「ライフアセット」というコンセプトは、お金、健康、キャリア、家庭など、生活者のさまざまな基盤を指します。オールアバウトは、それぞれの要素を最適化し、安心して自分らしく生きられるようにサポートすることを目指しています。みらいバンクを通じて住宅ローンや生命保険、その他の金融商品を媒介することで、この新たな事業領域を広げていく考えです。

今後の展望

今回の株式取得は、オールアバウトの中長期的な成長を視野に入れた戦略的な動きです。2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微とのことですが、今後の発展や新たな公表がある場合には速やかに情報が開示される予定です。オールアバウトが湧き上がるなか、みらいバンクとのシナジーを生かし、ライフアセットの管理や活用法を探る新たなサービスが展開されることが期待されています。