自動フォークリフト協業
2025-08-28 12:37:22

三菱ロジスネクストとハクオウロボティクスが自動フォークリフトの販売協業を開始

自動フォークリフト「AutoFork」が業界の未来を変える



物流業界では、近年、人手不足が深刻な問題となっています。この課題に対応するため、株式会社ハクオウロボティクスは、三菱重工グループの三菱ロジスネクストと提携し、ウォーキー型自動フォークリフト「AutoFork」の国内販売を開始しました。この協業は、9月1日より全国の三菱ロジスネクストの販売店を通じて展開されることになります。

物流現場のニーズ変化



現在、物流業界では多品種少量生産や配送の小口化、さらに迅速な対応が求められています。これにより、作業者の負担が増大しており、効率的な作業の実現とともに、自動化による無人化や省人化のニーズが高まっています。これを踏まえ、今回のAutoForkの導入は、自動搬送を可能にし、業務効率を大幅に向上させることが期待されています。

AutoForkの特長



AutoForkは、小回りが効くウォーキー型リフトを基にしたもので、高い操作性と言う特長があります。ハクオウロボティクス独自の自動化機能が搭載されており、導入当日からすぐに自動搬送が可能な簡易なセットアップ機能を備えています。また、有無人の切り替え機能もあり、様々なニーズに柔軟に対応できる仕様となっています。

重要なスペック



AutoForkの基本仕様は次の通りです。
  • - 誘導方式: レーザー誘導
  • - 最大荷重: 570 kg (LC500 mmの場合)
  • - 走行速度: 負荷時4.5 km/h、無負荷時5.0 km/h
  • - 揚高: 1,490 mm
  • - 車両重量: 1,000 kg
  • - 充電器: 搭載型 1.6 kVA
  • - 安全装置: 周囲360°障害物センサー、緊急停止ボタンなど。

これらの機能により、AutoForkは倉庫や工場内での効率的な搬送を実現します。特に「プレイバック機能」を搭載しており、人間が操作した走行ルートを記憶し、繰り返し走行することができます。PC作業は不要で、納入当日から使用できます。

高精度と安心感



また、AutoForkには独自の自動走行アルゴリズムが組み込まれており、高精度制御が可能。走行・停止精度は±10mmで、360°の周囲をスキャンしながら障害物を自動認識して減速・停止することで、安全性が確保されています。狭い通路でも最小旋回半径1,500mmというコンパクトな設計が、スムーズな作業をサポートします。また、ハクオウロボティクスの専用サポート窓口が設置されており、24時間対応のメンテナンスも行われるため、安心して利用できます。

展示会でのデモも予定



AutoForkは2025年9月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2025第4回INNOVATION EXPO」にてデモが行われる予定です。その際、簡易なセットアップを実現した「プレイバック機能」の実演や、複数のAutoForkによる協調制御なども行われる予定です。

企業背景



ハクオウロボティクスは、東京都で設立されたスタートアップ企業で、「モノを運ぶのない世界へ」というビジョンのもと、物流の完全自動化を目指しています。一方の三菱ロジスネクストは、長岡京市を本社とする総合物流機器メーカーであり、約11,000名の従業員を抱えています。両社の協業によって、物流現場の自動化が促進され、今後の業界の発展が期待されます。

これからの物流業界を支える「AutoFork」の展開に、目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社ハクオウロボティクス
住所
東京都荒川区南千住8-5-7白鬚西R&Dセンター 202
電話番号

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