LUSHが新たな貢献を開始、オナガザルを守る取り組み
英国に本拠地を構えるナチュラルコスメブランド、LUSH(ラッシュ)は、環境保護に向けた新しい寄付商品スキームを発表しました。その第一弾として、2025年3月20日より販売される『オナガザルの未来のために』というバスボムが注目を集めています。この商品は、絶滅の危機に瀕しているオナガザルの保護活動をサポートすることを目的としています。
キーストーン種とは何か
商品名にも使用されている「キーストーン種」とは、生態系において特に重要な役割を果たす種を指します。これらの種は、生態系全体の健康を維持するために欠かせない存在であり、環境保護活動において重要なターゲットとなります。LUSHは、これらのキーストーン種を守るためのプロジェクトを支援することを目指し、寄付金を集めていくことにしました。
『オナガザルの未来のために』の特徴
この新商品は、ウッディなフランキンセンスとフルーティーなベルガモットの香りが特徴です。ココナツミルクパウダーを使用することで、入浴後の肌はしっとりとした仕上がりになります。価格は990円(税込)で、売上の75%はインドネシアのシムル島での森林保護活動に寄付されます。特にオナガザルの生息空間改善に貢献するとされています。
環境問題とオナガザルの現状
オナガザルは、野生の生態系において重要な働きを持っています。彼らは植物の種を広める役割を担い、すると同時に生態系の多様性を支える存在です。しかし、密猟や生息地の喪失により、彼らは絶滅の危機に直面しています。LUSHは、こうした現状を改善するために、具体的な寄付金の流れを確保しました。
株式会社EcosystemImpactの役割
『オナガザルの未来のために』を通じて集まる寄付金は、インドネシアの非営利団体EcosystemImpactに寄付されます。この団体は、シムル島における生態系保護のための3年間のプロジェクトに取り組んでいます。シムル島は、その豊かな生物多様性を有しており、保護活動の必要性が高まっています。
シルヴィ・ドウィ・アナサリ氏は、野生動物の保護は単なる絶滅を防ぐためだけでなく、私たちが共に暮らす地球という場所を守るためでもあると述べています。
新たなギビング商品スキームの展開
LUSHは、新たなギビング商品スキームとして「キーストーン商品」「ギビング商品」「キャンペーン商品」を発売していく予定です。これらの商品は、常に2~3種類が店頭に並ぶ形で、寄付の機会を増やすことを狙っています。また、商品の購入者は、どの社会問題に貢献しているかを知ることができ、より意識的に社会課題と向き合えるようになります。
まとめ
ラッシュは、新たな寄付スキームを通じて、環境保護や社会正義に取り組む様々な団体を支援し続けています。『オナガザルの未来のために』を含む新商品を通じ、世界中の人々に実際の貢献を促すと共に、サステナブルな未来に向く力を持った製品を提供していく姿勢が、ますます求められています。NUSHの新たな取り組みとして、このバスボムがどのように多くの命を救うかに注目が集まります。