ISSEY MIYAKE PARFUMSが海の美しさを香りで表現する新作

2025年、ISSEY MIYAKE PARFUMSは、アレクシス・ローゼンフェルドが創設した海洋探索プロジェクト「1 Ocean」と手を組み、新しいフレグランスを発表します。このプロジェクトは、深海の美しさを広め、海洋保護への関心を高めることを目指しています。

今回発表されるのは、海にインスパイアされた「ロードゥイッセイオードパルファムインテンス」と「ロードゥイッセイプールオムオードパルファム」という2つの香りです。海が持つ力強さと神秘的な魅力を表現したこのフレグランスたちは、2025年6月1日にイッセイミヤケブティック直営店で先行発売され、その後全国に展開されます。

香りの誕生と表現

「ロードゥイッセイオードパルファムインテンス」は、アマンディーヌ・クレール・マリーによって製作され、アクアティックフローラルの香調が特徴です。海というテーマからインスピレーションを受けたこの香りは、官能的で豊かなリズムを持ち、心を穏やかにする波の感覚を表現しています。彼女は、「海がもたらす感覚は癒しに繋がり、クリエイティビティを引き出す」と語っています。

一方、「ロードゥイッセイプールオムオードパルファム」は、ソフィー・ラベが手がけ、アクアティックウッディの香調で構成されています。この作品は、海の深さと神秘に溢れた魅力を基に作られ、力強いアクアティックノートを感じさせる香りです。彼女自身が体験した海の不思議な世界が、フレグランスに映し出されています。

海洋環境への意識

ISSEY MIYAKE PARFUMSは、自然との調和を掲げており、今回のフレグランス製作過程でもサステナビリティを重視しています。海に向かう調香師たちには、アレクシス・ローゼンフェルドが案内役として参加し、海の美しさと脅威について直接触れる機会が与えられました。

アレクシスは、「香りが水中には存在しない」という観点から、香りを作るプロセス自体が挑戦となったと述べています。調香師たちは、香りのないものから香りを生み出すために研究を積み重ね、自然と共に生きることの意味を探求しています。

人々へのメッセージ

「1 Ocean」の理念は、深海の魅力を伝え、海洋保護への意識を高めることです。海は、私たちの健康や生活にとって欠かせない存在であり、その美しさを守ることが今後の課題であるとアレクシスは語ります。彼の言葉を通して、我々が普段の生活の中で海を意識し、守る行動を取ることの重要性が伝えられます。

また、フレグランスのボトルデザインにもサステナブルなアプローチが取り入れられ、リサイクル可能な素材や省エネな製造工程が評価されています。これにより、環境負荷を軽減する努力がなされ、一つ一つのボトルが持つ意味が深まっています。

この新しいフレグランスが世に出ることで、多くの人々に海の魅力を感じてもらい、海洋保護への意識が少しでも高まることを願っています。ISSEY MIYAKE PARFUMSが作り上げた海の香りの旅に、ぜひとも皆さんも触れてみてください。