日本乗馬普及協会設立のお知らせ
日本では毎年約7,000頭ものサラブレッドが誕生し、その多くが競走馬として活躍します。これらの馬はおおよそ25歳前後の寿命を持っていますが、競走馬としてのキャリアは早くても5歳で終わることが少なくありません。そのため、引退後のサラブレッドの行き先が社会的な問題として浮上しています。
引退後の競走馬は、飼料費や管理費が必要なため、適切にケアするための方策が求められています。私たちは、彼らが持続可能に生きていくために、「仕事」と「機会」を確保する必要があると考えています。そこで、引退競走馬を活用する場所、つまり乗馬の普及を進める活動を本格的にスタートさせます。
乗馬の普及活動について
引退競走馬の再就職先の多くは「乗馬」であり、これを広めることで、彼らの価値を高め、尊重される存在にする活動が重要です。日本乗馬普及協会は、この理念のもとに設立されました。私たちは幅広く乗馬の魅力を伝えるため、様々な取り組みを行い、引退競走馬が新たな人生を歩むサポートをしていきます。
特に、現在支援している引退競走馬「ゲヴュルツ」は、セカンドキャリアとして馬術大会に挑戦しています。引退競走馬が活躍することで、より多くの人々に乗馬の魅力が伝わり、競走馬の価値が一層認識されることを期待しています。
パートナーを募集
日本乗馬普及協会では、法人や個人を問わず、活動を支えていただけるパートナーを募集しています。協会の活動に賛同してくださる方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。パートナーには、フリーマガジン『馬旅』での掲載などの特典も用意しています。
主な取り組み
特定非営利活動法人日本乗馬普及協会では以下のような活動を展開します:
- - フリーマガジン『馬旅』の発行:全国の乗馬クラブ、公立図書館、教育機関、観光施設などで無償配布し、乗馬の楽しさや引退競走馬の魅力を広げます。
- - 『馬旅倶楽部』の運営:引退競走馬のセカンドキャリアを支援し、参加者が共に育てる場を創出します。
公式サイトやフリーマガジンを通じて、さらに多くの人々に引退競走馬への理解と支持を広めていきます。私たちの活動にご関心をお寄せいただければ幸いです。未来の人々や馬に、この活動を引き継ぐための仕組みを築いていきます。