アプトポッドと共和電業、SDV時代の自動車開発競争力を加速するクラウド計測ソリューションで協業
自動車業界は、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング&サービス、電動化)化による大きな変革期を迎えています。新興メーカーの台頭により、従来の自動車メーカーは製品力と開発競争力の強化が急務となっています。さらに、Software Defined Vehicle(SDV)が主流となる未来に向けて、従来の車両開発ワークフローも大きく変化していくことが求められています。
こうした状況を受け、株式会社アプトポッド(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:坂元淳一、以下アプトポッド)と株式会社共和電業(本社:東京都調布市、代表取締役社長:田中義一、以下共和電業)は、両社の技術とノウハウを融合した遠隔計測ソリューションシステム(以下、本ソリューション)の開発・提供に向け、協業を開始しました。
クラウドを活用した遠隔計測で開発効率を飛躍的に向上
本ソリューションは、共和電業が提供するひずみ、電圧などの各種センサとデータロガーシステムをアプトポッドの高速IoTクラウドに接続することで、データ計測の遠隔化を実現します。さらに、モデルベース開発ツールであるXiLsなどへ計測データフィードバックを接続することで、有機的なデジタルツインワークフローを構築します。
従来のオフラインでの計測と比較して、リアルタイムな遠隔計測監視と遠隔での試験データ取得が可能となり、時間短縮と工数圧縮を実現。これにより、自動車開発プロセスにおける生産性を飛躍的に向上させることができます。
業界トップランナーの技術融合で革新的なソリューションを提供
共和電業は、ひずみゲージを日本で初めて商品化した企業として、75年以上にわたり高品質なセンサや計測システムを開発・製造してきました。自動車試験分野、運輸・交通インフラ分野、工業計測分野など、幅広い分野でソリューションを提供しています。
一方、アプトポッドは、高速双方向なデータストリーミング技術を基盤とした高速IoTプラットフォームミドルウェアを提供するテクノロジー企業です。自動車、ロボット、建機など、様々なモビリティや産業機器をクラウドへリアルタイム接続することで、高精細な遠隔データ収集と分析、リアルタイム監視、遠隔制御、デジタルツインの実現など、産業DXを推進しています。
両社の技術を融合することで、精度の高いモデルベース開発環境を実現し、高品質なデータ収集による機械学習や深層学習を用いたクラウドネイティブ技術の開発を加速させます。
今後の展望
共和電業とアプトポッドは、本ソリューションを皮切りに、自動車試験分野のみならず、各領域において、高速IoT技術を組み合わせたリアルタイムな遠隔計測・監視ソリューションの提供を目指し、協業を進めていきます。
本ソリューションは、「人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA」(2024年7月17日(水)〜 7月19日(金)、会場:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場))の共和電業ブースにて展示予定です。
お問い合わせ
株式会社アプトポッド
東京都新宿区四谷4-3 四谷トーセイビル3F
https://www.aptpod.co.jp/contact/
※「intdash(イントダッシュ)」および「Visual M2M (ビジュアルエムツーエム)」「EDGEPLANT (エッジプラント)」はアプトポッドの登録商標です。
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