#社会課題 #探究学習 #株式会社S-FIT

高校生が未来の住まいを探究する新たな教育プログラムについて

高校生が未来の住まいを探究する新たな教育プログラム

背景と目的

2022年度より高等学校で必修化された探究学習は、生徒が自身で探究テーマを選び、実際の社会と接触しながら問題解決に挑む新しい形の教育です。このプログラムでは、企業のテーマが多く取り入れられており、企業側にとってはCSR活動の一環として位置づけられ、若い世代に向けた理解促進や社会問題への共感を育む重要な機会となっています。

日本では少子高齢化と都市集中が進行中で、地方では空き家問題が深刻化しています。加えて、賃貸住宅市場では多様化するライフスタイルへの対応が求められています。これらの問題は持続可能な社会を実現するための重要な課題です。このような背景の中、株式会社S-FITと我が社は、未来を担う学生たちに主体的に学んでもらい、新たな視点で解決策を見出す場を提供するために、共同で教材を開発しました。

取組み内容

本取り組みの主要目的は「住まい」に関する社会的課題を、高校生が積極的に探求し、創造的な解決策を考えるための機会を提供することです。これにより、不動産に関連するサービスや関連職業と生徒や学校との接点を拡げ、将来のキャリア意識にも貢献することを目指しています。教育事業者としての立場から、当社は企業を誘致し、探究学習の一環として企業が選定したテーマに基づく教材を制作することに注力しています。

教材内容

今回開発された教材は、住まいを主題に「賃貸住宅の未来」と「空き家問題」の2つの観点から構成されています。経済や環境、社会的側面に焦点を当てたアプローチを通じて、生徒たちは多角的に問題を探究し、ディスカッションやプレゼンテーションを通じて思考力や表現力を育むことが期待されます。高校生は不動産を取り巻く社会問題への解決策を自身で考えるヒントを得ることができるよう設計されています。