副業CXOが東京都立大学発のベンチャー企業設立を支援した新たな挑戦

副業CXOが東京都立大学発ベンチャー企業設立を支援

パーソルキャリア株式会社が運営する人材マッチングプラットフォーム「HiPro Direct」が、東京都立大学のベンチャー企業設立をサポートしました。この取り組みでは、副業CXO（最高執行責任者）を通じて、学術とビジネスの融合が実現されたことが注目されます。

学術界とビジネス界の新たな連携

東京都立大学が新たに設立した「Propulsers株式会社」は、次世代のPVDプロセス開発を目指す企業であり、今回の設立には「HiPro Direct」経由で募集された副業CXOが重要な役割を果たしました。

「HiPro Direct」は2024年8月から10月の間に、同大学の研究者と共にCXO候補人材を募り、289名が応募しました。このプロジェクトでは、企業設立に必要な専門性の提供や応募者の選定、チームビルディングなど、幅広いサポートが行われました。

副業CXOの果たす役割

マッチングされた副業CXOは、過去に他大学で客員起業家としての経験があり、事業開発やコーポレート機能の分野で活躍するプロフェッショナルです。彼らは約5か月間にわたり、事業プランの設計やマネタイズ戦略の立案、創業の準備に必要な調整や対外活動を行い、企業設立を円滑に進めました。

東京都立大学副学長のコメント

東京都立大学の副学長である堀田貴嗣教授は、大学の研究力がビジネス化に向けての具体的な成果を上げていることを強調しています。新設された「TMU Innovation Hub」にて、さまざまな大学発スタートアップの創出を支援するための取り組みを行っているとのこと。

今後の展望

「HiPro Direct」は今後も外部人材の活用を通じて、企業の課題解決やビジネスの発展を促進することを目指します。また、学術界とビジネス界の連携によるイノベーション創出を進め、多摩地域の中小企業を支援することが期待されています。
このような新たな取り組みは、社会における副業やフリーランスの重要性を再認識させるものです。