キックボクシング元世界チャンピオン新田明臣の新著
元プロキックボクサーの新田明臣氏が、初めての書き下ろしとなる著書『格闘家のセカンドキャリア論』を刊行しました。この本は、現役アスリートが引退後にどのようにキャリアを築くか、また、成功するためには何が重要かを探る内容となっています。刊行後すぐにAmazon Kindleの新着「起業家」ランキングで1位を獲得し、その注目度は非常に高いものです。
新田氏は1993年にプロのキックボクサーとしてデビューし、2008年に引退するまでの16年間、2度の世界チャンピオン及び3度の日本チャンピオンの称号を手にしました。現在は「バンゲリングベイ」というジムを恵比寿や駒沢で5店舗運営し、キックボクサーとしての成功モデルを示しています。
しかし、新田氏の道のりは順調そのものだったわけではありません。2008年にバンゲリングベイを設立したばかりの頃、彼は約2000万円の借金を抱え、「ジムが明日潰れるかもしれない」という危機を経験しました。現役時代の実績を持つ新田氏でも、セカンドキャリアへの移行は容易ではなかったのです。
この本では、彼がどのようにしてその苦境を乗り越え、再び成功を収めたのかを振り返っており、その中から得た重要な教訓を多くの読者に伝えています。特に、新田氏は「セカンドキャリア」を模索する現役アスリートや元アスリートたちに向けて、自身の経験を基にした具体的なアドバイスを惜しみなく提供しています。
新田氏が強調するのは、「現役時代の成果だけがセカンドキャリアに必ずしも関係しない」という点です。成功しているかどうかは、実績以上に、その後にどれだけ努力し、挑戦し続けるかにかかっているといいます。実績に頼りすぎると、すぐにファンは離れていくリスクが高まるため、常に自分の努力を惜しまない姿勢が大切だと述べています。
本書の中では、アスリートとしての成績が必ずしもセカンドキャリアにプラスになるわけではないという実体験を通した真実が語られています。彼は、多くの元アスリートが抱えるセカンドキャリアへの不安や悩みに寄り添い、解決策を見出そうとしているのです。
新田氏は「セカンドキャリアを寛容に考えることが大切だ」とも言っています。自分自身の経験を通じて、元アスリートが次のステージに進むための「指針」として本書を役立てればと考えているようです。今年で、彼がセカンドキャリアを歩み始めてからは10年が経ちました。この10年での経験や学びが詰まった著書は、今後のアスリートたちにとって、価値ある資源となることでしょう。
新田氏自身が努めて実践している「人との繋がり」を大切にすること、直面した困難を乗り越える際の考え方、心の持ち方などを通じて、読者にセカンドキャリアをどのように充実させるかを教えてくれます。
社名: 株式会社代官山ブックス
出版日: 2018年3月30日
価格: 1000円(税込)
今回の著書『格闘家のセカンドキャリア論』は、新田明臣の個性的な視点を通して、アスリートとして第二の人生を切り開くために必要な知識と勇気を提供してくれる貴重な作品です。興味のある方はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
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