CTC Globalマレーシアがセキュリティ・オペレーション・センターを開設
CTC Globalマレーシアは、サイバーセキュリティ分野における新たな拠点として「セキュリティ・オペレーション・センター(SOC)」の開設を発表しました。この動きは、日々進化するサイバー攻撃に対応すべく、企業のデジタル資産を守るための重要なステップとなります。
近年、デジタル技術が進化する中、サイバー攻撃もますます巧妙になってきています。特に、日本企業の海外進出が進む中で、海外拠点に対する攻撃が増加していることから、CTCグループはお客様のシステムを安定的に運用し、サイバー攻撃からの被害を防ぐために、セキュリティサービスの強化に取り組んでいます。
新たに設立されたCTC Global SOCでは、24時間365日体制で次世代ファイアウォール、侵入を防止するためのIPS(Intrusion Prevention System)や、エンドポイントでの検知と対応を行うEDR(Endpoint Detection and Response)などのセキュリティ機器を常時監視していきます。これにより、収集した情報をもとにお客様のシステムにおける脅威を迅速に分析し、不正アクセスやウイルス感染といった異常を早期に特定することが可能になります。
CTCのセキュリティアナリストは、セキュリティ機器から得られる通知やログ情報を分析し、リアルタイムで通信経路や攻撃手法を特定します。その結果、リスク要因とそれに対する対応策をお客様に報告します。急を要する場合には、必要に応じて通信の遮断などの緊急対応も行います。また、平時にはセキュリティ機器における設定変更やファームウェアのバージョンアップなどのメンテナンスも実施します。
CTCは2014年、日本国内に初のセキュリティ・オペレーション・センター「CTC-SOC」を開設して以来、多くの企業にセキュリティサービスを提供してきました。CTC Global SOCでは、CTC-SOCの運営で培ったノウハウを活かし、日本のエンジニアと密接に連携しながら、世界各地で発生しているサイバー攻撃の傾向やパターンを把握し、最新の防御策を提案することができます。
今後、CTCグループは、日本とマレーシアのSOCのエンジニアが協力し、最新のサイバー攻撃手法や対応策についての情報共有を進め、セキュリティ人材の育成にも力を入れていきます。これにより、世界中で発生する様々なサイバー攻撃に迅速に対処できる体制を構築し、お客様のシステム運用の安定化と事業継続性の向上を実現していく方針です。
CTC Globalマレーシアは、23ヵ所の営業・サポート拠点を有しており、現地の金融機関や製造業、日系企業を対象にした製品販売や24時間365日の保守・運用サポートを提供し、顧客システムの安定稼働を支援しています。これにより、サイバーセキュリティの重要さを認識しながら、より強固なデジタル環境の構築を目指します。