2024年8月20日、日本航空(JAL)は国際線の燃油特別付加運賃の適用について新たな発表を行いました。
この新しい規定により、2024年10月から11月に発券される国際線航空券でも、現行の燃油特別付加運賃が引き続き利用されることが決定されました。これにより、旅行者は燃料費の変動に振り回されることなく、安定した料金で航空券を購入することが可能になります。
JALでは、燃料特別付加運賃を2か月ごとに見直す仕組みを採用しています。直近である2024年6月から7月にかけてのシンガポールケロシンの市況価格は、1バレルあたり97.89米ドルであり、為替レートは1米ドル157.95円。これに基づく円換算額は15,462円に設定されています。したがって、2024年の秋期に発券される航空券については、Zone Jに規定されている基準金額(15,000円)を継続適用する形となります。
適用期間と改定条件
具体的には、2024年10月1日から11月30日までの間に発券される航空券に対し、燃料特別付加運賃の適用額は変更されないという原則が設けられています。これは今後の燃料価格の動向にかかわらず、安定された運賃で提供するための措置です。ただし、政府の認可状況によっては金額や適用条件に変更が生じる可能性があるため、各利用者に対して注意が必要です。
2024年12月以降の燃油特別付加運賃については、10月に新たな情報が発表される予定です。また、もしも2か月間での市況平均が1バレルあたり6,000円を下回った場合には、特別運賃は適用されないとのことです。
適用条件
この燃油特別付加運賃は、大人と小児に同額が適用されますが、座席を使用しない2歳未満の幼児には料金が発生しません。また、JALマイレージバンクの国際線特典航空券を利用する場合も同様にこの料金が求められます。
航空券購入後に燃油特別付加運賃の返金を希望する場合、取り消し手数料が適用されることはありません。これは旅行者にとって、よりフレキシブルに旅行計画を立てやすくするための配慮です。
最新情報や詳しい条件などについては、JALの公式ウェブサイト(http://www.jal.co.jp/inter/if.html)で随時更新されているので、旅行を計画する際にはぜひチェックしてみてください。安定した運賃のもと、充実した旅行体験を楽しむことができることでしょう。