宮澤賢治の世界を伝える新たな演劇公演が登場

宮澤賢治の作品が新たな形で蘇る

2024年11月29日（金）から11月30日（土）まで、東京都新宿区のルーテル市ヶ谷センターにて、演劇公演『手話と音楽と語りで綾なすライブセッション〜すきとおったほんとうのたべもの〜2024』が行われます。この公演は、ものがたりグループ☆ポランの会（代表：彩木香里）が主催し、今年も宮澤賢治の魅力的なストーリーを手話、音楽、語りの三つの要素を通じて表現します。

チケット発売情報

チケットの販売は、2024年9月30日（月）から開始されます。予約はカンフェティを通して行えますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

公式サイト: ポランの会公式サイト

昨年の好評を受けての進化

昨年の公演では、宮澤賢治の人気作品が好評を得ました。本年のテーマは「この想い、伝えたくて…」。宮澤賢治の物語の中では、全てのものが生命を持ち、様々な出会いと関わりを生み出します。演者たちがこの世界観をどう表現するのか、今年も目の離せない内容となっています。

手話パフォーマンスの新境地

本公演の大きな特徴の一つは、手話パフォーマンスを担う演者たちの参加です。手話や字幕のある作品は以前からありましたが、本作品では手話表現のプロたちが企画段階から関与し、演出を通じて新たな感動的な表現を生み出します。手話を普段使わない人でも、その美しさに心を奪われることでしょう。

多様なパフォーマンスが織りなす魅力

今年の出演者は多様なバックグラウンドを持つアーティストたちです。演奏を手掛けるのは全盲のバイオリニスト、白井崇陽氏。情感豊かな演奏が物語を深く彩ります。また、語り手は宮澤賢治の作品の上演をこれまでに多数行ってきたメンバーで構成されています。さらに、演出には彩木香里氏が携わります。さまざまな感覚を持つアーティストたちによるセッションが、賢治の世界観と見事に共鳴し、より深い演出に仕上がっています。