レコテック株式会社(RECOTECH)が提供するデータプラットフォーム「pool」が、東京都の「アフターコロナにおける外食産業の食品ロス削減推進事業」に採択されました。この取り組みは、都内の外食産業における食品ロスの実態把握とその削減を目指しています。東京都が2050年に向けて掲げる食品ロスの半減目標に貢献できるよう、2030年度までの食品ロス量について推計を行う計画です。
東京都によると、現在の食品ロスの約40%は外食産業から発生しており、新型コロナウイルス感染症の影響による需要回復に伴い、これまで以上のロス増加が懸念されています。このプロジェクトは、現状を早期に把握し、具体的かつ効果的な対策を講じることが不可欠であるとの認識から始まりました。
実施内容
この取り組みでは、様々な種類の飲食店を対象に、食品ロスの発生状況を詳細に調査します。具体的には、レストラン、カフェ、居酒屋、ファストフード店、さらには結婚式場やホテルなど、多岐にわたる業態を含む店舗で、実測データを収集します。また、業種や人口流動、来客数、インバウンドデータを活用し、コロナ以前と以後のロス発生動向を分析することで、2030年度までの見通しを立てます。
さらに、外食産業事業者へのヒアリングやアンケートを通じて、食品ロス削減対策の効果や実施する上での課題も調査。実証実験も行い、効果的な削減策を模索します。
pool - 簡単な廃棄データの可視化
レコテックの提供する「pool」は、現場の作業者が簡単に廃棄データを見える化できるシステムです。データは店舗や品目ごとに集計され、いつでもダッシュボードで確認可能。これにより、ロスの抑制やリサイクル率の向上に向けた具体的なアプローチを実現します。
実施体制と今後の展望
今後、RECOTECHは東京都の協力のもと、データ分析に基づいて最適な食品ロス削減策を提案し、実施へと繋げていきます。これにより、外食産業の持続可能性向上を図り、脱炭素社会の実現にも寄与していく見込みです。
お問い合わせ
この取り組みに関心がある方やサービスの詳細についてお知りになりたい方は、レコテックへのお問い合わせが可能です。ぜひ、お早めにご連絡ください。
レコテック株式会社
所在地:東京都千代田区九段南一丁目5番6号 りそな九段ビル5階KSフロア
代表者:代表取締役 野崎 衛
設立:2007年5月
事業内容:資源価値の循環を旨として、持続可能な開発を行っています。
まとめ
東京都におけるRECOTECHの新たなプロジェクトは、外食産業の食品ロス問題解決に向けた有望なステップとして、次世代への持続可能なビジネスモデル作りに貢献することでしょう。