外国人向け日本不動産サイトが欧米・タイに進出、投資機会を拡大

海外投資家をターゲットにした日本不動産プロモーションの新たな展開

株式会社アンビシャスが、台湾、香港を中心に不動産コンサルティング業務を展開してきた中で、さらにその事業を拡大することが決まりました。新たに設立された多言語不動産ポータルサイト『MIJ Powered by Japan property』は、外国人による日本の不動産市場へのアクセスを容易にし、特に中華圏及び欧米への広がりを目指しています。

コロナ禍においても、日本不動産への投資は増え続けており、マーケットにおける競争が激化しています。この状況を鑑みて、各不動産事業者は他社との差別化を図るための新たな取り組みが求められています。その一つが、海外展開です。この展開は、特に競争が厳しい日本市場において、自社のブランドやサービスを強化するとともに、リスクヘッジの手段としても有効です。

新たな事業提携による利点

今回の協業により、MIJのインバウンドプロモーションは大きく進化します。台湾、香港の投資家に加えて、タイや欧米市場をターゲットとし、多言語でのサポート体制を整えました。日本語、中国語、タイ語、英語に対応できるスタッフが常駐し、効率的な情報提供と問い合わせ対応を実現します。これにより、今まで以上に多様な顧客に対応できる環境が整いました。

特に注目すべきは、アジアの中心地である台北に開設したMIJ不動産サロンです。このサロンでは、サテライトオフィスとして様々な活動が行えることから、海外進出を検討している企業にとっては画期的な選択肢となります。これまでのように高コストの現地法人設立や運営負担がないため、手軽にかつ低コストでの進出が可能になります。

多彩なプランとサポート内容

MIJでは、顧客向けに2つのプランを用意します。ベーシックプランでは、100件の物件掲載に加え、現地の外国人スタッフによる通訳や営業フォローが含まれています。また、プレミアムプランになると、更に多くの特典が付与され、MIJ不動産サロンの利用や台湾現地のフリーペーパーでの物件広告掲載など、包括的にサポートします。なお、内見や契約時の翻訳・通訳業務はオプションで追加可能です。

不動産エージェントとのマッチング拡大

また、MIJは外国人向けの仲介対応ができなかった売主様と、多言語での営業スキルを持つエージェントの間をつなぐ、エージェントネットワークの構築も進めています。これにより、より多くの不動産価値が外国人投資家に届くことでしょう。お互いの利益が向上することで、日本国内の不動産市場全体が活性化することが期待されています。

MIJとJapan-Propertyの役割

Japan-Propertyは、日本国内の不動産を探している外国人向けに特化した物件情報ポータルサイトです。日本語で物件情報を登録すると、自動的に多言語に翻訳されて配信されるため、外国人投資家は簡単に物件情報を入手できます。これは、日本の不動産事業者にとっても新たな収益機会を生む仕組みです。多くの不動産事業者はこの新しいシステムを活用し、空室率の改善や収益の拡大を目指すことができるでしょう。