ローランド、静寂を追求した最新電子ドラム『VQD106』を発表

ローランド株式会社が、2024年10月5日に新モデル「Vドラム・クワイエット・デザイン」およびその最新版『VQD106』を発売します。この新製品は、自宅での演奏を楽しむために設計されており、特に音の静粛性が大きな特徴です。

従来の電子ドラムに比べ、打撃音と振動が75％も軽減されたこのモデルは、集合住宅に住む音楽愛好者にとって理想的な選択です。静かに楽器を演奏することができるので、周囲への配慮が求められる環境でもその心配が少なくなります。これにより、自由にドラムを楽しむことができる環境が整います。

『VQD106』の設計には、パッドやスタンドの新しい構造が組み込まれています。具体的には、ハニカム構造のソフト・ラバーとメッシュ・ヘッドの組み合わせにより、演奏時のノイズを最小限に抑えます。また、バス・ドラムには複数のクッションが配置され、動いた時の振動も効果的に減少させています。これにより、騒音だけでなく、音楽を楽しむ際の快適さも提供しています。

音源モジュールには「TD-07」が搭載されており、厳選された音色の組み合わせが可能です。演奏の際には剛性感あるタッチでありながら、自然な音色の変化を実現し、アコースティック・ドラムに近い演奏体験が得られます。さらに、この電子ドラムはスマートフォンとのワイヤレス接続ができ、お気に入りの曲に合わせた練習も容易です。

『VQD106』には、基礎のリズム感を鍛えるための「コーチ・モード」が備わっており、自宅で楽しみながら技術向上を図ることができます。この機能は、ドラマーにとって必須の練習手段となることでしょう。

今後、『VQD106』に続き音源モジュールを搭載しない『VQD106PADS』も発売予定で、他のローランド製音源モジュールとの互換性も確保されています。これは、より個々のニーズに応える商品展開を示しています。

静さを求めるドラマーにとって、ローランドのこの新製品は、単なる楽器以上の価値を持ちつつ、静かな環境での音楽作りを実現するための一つの解決策となるでしょう。詳細や動画については、公式ウェブサイトやYouTubeチャンネルで確認できます。これからの未来、あらゆる影響を気にせずに音楽表現が楽しめる日が待ち遠しいです。