ウィリアム王子のスピーチ
2016-09-26 11:00:12

ウィリアム王子が野生動物保護を訴える国際イベント開催

野生動物保護の重要性を訴えた国際イベント



2016年9月22日、イギリスのケンブリッジ公ウィリアム王子が主導する「タイム・フォー・チェンジ」レセプションパーティーが、東京、ロンドン、ヨハネスブルグの三都市で衛星中継を通じて行われました。このイベントは、南アフリカのサッカーチーム支援と野生動物保護を目的とする英国の慈善団体Tusk(タスク)と国際スポーツ振興協会(ISPS)が共催し、重要なメッセージを国際社会に発信する場となりました。

テニス元プロの杉山愛さんやフィギュアスケート元選手の安藤美姫さんなどが東京会場に参加し、現状の厳しさを体感しつつそれぞれの意見を述べました。

高まる絶滅危惧種の危機



衛星中継を利用したスピーチでは、参加者が野生動物の現状について痛切な警鐘を鳴らしました。特に、CITES(ワシントン条約)事務局長のジョン・スキャンロン氏は「象は1日平均3頭が殺されており、その現実を阻止しなければならない」と強調しました。また、違法な野生動物取引の撲滅のために、日本など国際的な協力が必要であると訴えました。

ウィリアム王子の力強いメッセージ



ケンブリッジ公ウィリアム王子も参加し、「今、絶滅が危惧されている象の数が35万頭まで減少している。私たちの世代においてこの問題を解決しなければならない」とスピーチしました。彼は、国際的な影響力を持つリーダーたちとともにこの問題に取り組む必要があると語り、ISPSの役割を高く評価しました。彼の発言は多くの参加者に刺激を与え、今後の行動に向けた意識を高めました。

参加者の声



安藤美姫さんは、「このイベントに参加することで、動物保護の重要性を再認識しました。未来の世代に、美しい動物たちを見せていくために自分も努力したい」と、熱意をもって意見を述べました。杉山愛さんは、自身の夫がケニア出身であることから、他人事ではないという思いを語り、多くの人が協力してこの問題に取り組む重要性を強調しました。

TuskとISPSの取り組み



タスクは1990年に設立され、野生動物が直面する危機を逆転させるために数多くの支援活動を行っています。また、ISPSは、スポーツを通じて慈善事業を展開し、ゴルフや各種スポーツの普及を図っています。この2つの団体の提携が、野生動物保護活動の国際的な拡大を目指しています。

CITESとその意義



ワシントン条約(CITES)は、絶滅の危機に瀕する動植物を守るため、国際取引に関する規制を行う重要な条約です。現在、183国が加盟しており、その適用範囲は35,000種以上に及びます。今後のCITES締約国会議では、さらなる保護措置の強化が期待されています。このような国際的活動を通じて、今一度、野生動物保護の重要性を見つめ直す時が来ていると言えるでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人国際スポーツ振興協会ISPS
住所
東京都港区南青山1-4-2
電話番号

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