認知機能を楽しく育てる！アクティブ絵本の新登場

新刊紹介：『1さいからのコグトレおなじのど〜れ？』

株式会社パイインターナショナルが2024年9月13日(金)に刊行予定の絵本、『1さいからのコグトレおなじのど〜れ？』が注目を集めています。この書籍は、遊びながら認知機能を強化するための新しいアプローチを提供します。

コグトレとは？

コグトレは、児童精神科医の宮口幸治氏が開発したトレーニングプログラムで、特に認知能力が低下している子どもたちに向けて作られました。彼が直面した、少年院にいる認知能力が弱い少年たちの実情から生まれたこのプログラムは、学習の基盤である「記憶」「注意」「言語理解」「知覚」「推論・判断」といった認知機能を鍛えることを目的としています。これらの要素は、学びに必要な「数える」「覚える」「写す」「見つける」「想像する」といった力へとつながります。

アクティブ絵本の魅力

『1さいからのコグトレおなじのど〜れ？』では、特に1歳から2歳の子どもたちが身につけておきたい3つの力を育てることができます。具体的には、

- かたちを認識する力
- どうさを理解する力
- なまえを覚える力

これらの力を楽しく鍛えることができるのが、このアクティブ絵本の魅力です。本書には、41ページの絵本と48枚のカードが収録されており、タッチや選択といったインタラクティブな要素が盛り込まれています。親子で一緒に遊びながら学ぶことができ、楽しさが学びを引き立てます。

著者について

著者である宮口幸治氏は、児童精神科医であり、立命館大学の教授です。彼は、子どもたちの認知機能を強化するためのトレーニングメソッド「コグトレ」の考案者として知られています。また、これまでに『ケーキの切れない非行少年たち』や『医者が考案したコグトレ・パズル』といった著書も持ち、子どもたちの学びをサポートするさまざまな取り組みを行っています。