テテマーチ株式会社が新たに発表した「SINIS for X Campaign」は、企業向けのSNSマーケティング支援を行う同社の注目すべき新機能です。この新しいキャンペーンツールは、特にファンのエンゲージメントを高めることを目的とした「エンゲージメントポイント機能」を搭載しています。この機能により、企業は自社のX(旧Twitter)アカウントでの投稿に対して、ユーザーがコメントやいいね、リポストを行ったり、指定されたハッシュタグを使った投稿をすることでポイントを獲得できる仕組みが提供されます。ユーザーはこのポイントを使って抽選に参加できるため、より多くのアクションを促す仕組みとなっています。
エンゲージメントポイント機能にはいくつかの特徴があります。まず、キャンペーンの期間は1か月から最大1年まで柔軟に設定できるため、企業のマーケティング戦略に応じた幅広い施策が可能になります。また、アカウントからの全投稿をキャンペーンの対象にできる点も大きな魅力です。これにより、ユーザーの訪問を促進し、興味を引くことが可能になります。実際に、カルビー株式会社がこの機能を活用して行った新商品の共創プロジェクトでは、約4万人ものユーザーが参加しました。このように、長期間にわたるプロジェクトでもエンゲージメントを保つことができる仕組みが整っているのです。
開発の背景として、テテマーチ株式会社は、2018年にリリースしたInstagram分析ツール「SINIS for Instagram」や、2022年に登場したX分析ツール「SINIS for X」を通じて培った知見を活かしているといえます。これらのツールのアカウント登録数は着実に増加しており、「SINIS for Instagram」では60,000件を超え、「SINIS for X」も10,000件以上の登録を達成しています。こうした実績をもとに、さらにユーザーのニーズに応える新機能を追加し、サービスの価値向上に努めています。
さらに、テテマーチ株式会社では、SNSマーケティングに関する無償のセミナーも実施しています。例えば、「消費行動モデルで考えるSNS×ファンマーケティング戦略」というテーマで、2025年4月22日に開催されるセミナーは、参加費が無料で、オンラインでの配信が行われます。こうした活動は、多くの企業にとって非常に有意義な機会となるでしょう。
「SINIS for X」は、企業のSNS運用を支援するために開発されました。このツールのコンセプトは「サキダチ、ヤクダツ。」であり、企業が新しいSNSマーケティングのノウハウを広め、効果的に活用できるよう、テテマーチ株式会社が積極的に取り組んでいます。2015年の設立以来、700社以上の企業への支援を通じて、SNS領域での成功をサポートしてきた実績があります。これからもテテマーチ株式会社は、クライアントのマーケティング活動を総合的にサポートすることに力を入れていく予定です。また、ビジネスをより成長させるためのプロダクト開発やサービスの向上にも注力していくとしています。
今後の展開にも期待が寄せられるテテマーチ株式会社のSNSマーケティング戦略。企業が自社のブランド価値を高めるために、エンゲージメントポイント機能をどのように活用していくのかが注目されます。