世界最軽量の松葉杖、ドライカーボン松葉杖が2013年度グッドデザイン賞を受賞

2013年度グッドデザイン賞受賞！ドライカーボン松葉杖の魅力

2013年度のグッドデザイン賞において、大きな注目を集めたのが株式会社メディカルチャープラスが製造する「ドライカーボン松葉杖」です。この松葉杖は、世界最軽量という革新的な特性を持ち、デザイン性の高い福祉プロダクトとして評価されました。出願対象は「個人用品、育児・介護用品」部門で、特に高い評価を得て「グッドデザイン・ベスト100」にも選ばれています。

賞を受賞した背景

グッドデザイン賞は公益財団法人日本デザイン振興会が主催するもので、製品やサービスのデザインを評価し、その魅力を広める重要な機会となります。デザインは単なる見た目だけでなく、利用者の生活を豊かにするための要素が重視されます。今回の受賞の背景には、量産品ではなくユーザーの個別ニーズに応わせたカスタマイズ性に加え、高強度と軽量化を実現した点が挙げられます。

ドライカーボン松葉杖の特長

この松葉杖は、ドライカーボン（CFRP）という新素材を使用しています。約310gという驚異的な軽量化を達成しており、重さに悩むことなく必要な部分に頼ることができ、移動が快適になるのです。また、オートクレーブ成形により、安全性と強度も兼ね備えています。これにより、使用中の体への負担が軽減されるため、より快適な生活が送れます。

デザインの独自性

一般的な松葉杖は、デザインが地味で機能的であるため仕方なく使用される印象があります。しかし、ドライカーボン松葉杖はその常識を覆しました。従来の松葉杖のデザイン面での固定観念を払拭し、所有する喜びを感じられるような美しいフォルムを実現しました。これは、利用者の心理を深く理解した結果として生まれたものです。

この松葉杖は、その見た目も魅力的でありながら、アルミ部分はアルマイト加工されており色の選択ができるため、自分好みのスタイルにカスタマイズできます。さらに、身長に応じた調整も可能で、一人一人の体にフィットする設計がされています。

ご注文とイベント情報

「ドライカーボン松葉杖」は、利用者の身長に合わせてできるレディーメードでの制作も行われています。2013年10月7日（月）にオープン予定のECサイト「STORIES online store」から注文が可能です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

また、同年10月30日（水）から11月4日（月・振休）まで、東京ミッドタウン内で行われる「グッドデザインエキシビション2013」でも展示されます。ここでは、受賞の背景や実物を見ることができる機会ですので、ぜひ足を運んでみてください。入場料は1,000円ですが、一部無料エリアもあります。