イタリア・ミラノでの「Esxence 2026」に行ってきました!
2026年6月、イタリアのミラノで開催された世界最大規模のニッチフレグランス関連イベント「Esxence 2026」。今年も多くの香水愛好者が集まり、20,000人以上の来場者で賑わいました。このイベントには、世界40か国以上から400以上のブランドが参加し、香りで世界を感じることをテーマに掲げていました。
1. 多様なブランドが集うニッチフレグランスの世界
Esxenceは2009年から開催されており、毎年進化を遂げています。特に今年の特徴は、初めて出展したブランドが108もあったことです。この現象は、ニッチフレグランス市場の拡大を示しており、香りが単なる嗜好品を超えて文化として根付いている証拠と言えるでしょう。
また、来場者の年齢層にも変化が見られ、特に30歳未満の若者たちが増えています。このことは、若い世代の香りへの関心が高まっていることを示しています。
2. 香りのトレンドとその変化
今年のトレンドは、「ネオグルマン」「ティーセント」「スキンセント」の三つに集約されます。「ネオグルマン」では、甘い香りだけでなく、スナックや穀物の香りにも焦点が当たっています。
「ティーセント」は、紅茶や抹茶などが人気で、日本の食文化や地域性を表現しています。「スキンセント」は、肌に密着する香りに戻る傾向を示しており、自然な香りを好む人々のニーズに応じています。
3. アジア市場の進出と多様性
今年のEsxenceでは、アジア発のブランドが多数出展しました。韓国、日本、東南アジアのブランドが目立ち、アジアの香水市場が如何に発展しているかを示しています。アジア各国の文化や独特の香りが多様性をもたらし、香水の表現にも新たな風を吹き込んでいます。
4. Z世代が求める本物の香り
TikTokなどのSNSの影響で、香水の探求方法が変わっています。短い動画を通じて、若い世代は新たな香りに触れる機会を得ています。その一方で、香水の奥深いストーリーや背景が軽視されがちですが、Z世代は本物の体験やストーリーに価値を見出しているようです。
5. 新たな価値「スローパフューマリー」とAIの影響
このイベントでは、AIが香水の創作を支援する事例も取り上げられましたが、最終的な選択は依然として人間の感覚であるという意見が強調されました。「スローパフューマリー」という新しい考え方が示すように、香水の価値はただの物質的なものではなく、文化や歴史、感情にもつながるものです。
NOSE SHOP代表中森が登壇
日本からは、NOSE SHOPの代表、中森友喜氏が登壇しました。彼は日本人として唯一カンファレンスセミナーに出演し、日本の香水市場の現状とNOSE SHOPの活動について語りました。ブランドの背景や哲学に触れられる機会の重要性も語られ、香りを自由に楽しむ文化の重要性を再確認しました。
このように、Esxence 2026は香水や文化の最先端を感じられるイベントであり、今後の市場動向を見据えた貴重な経験となりました。NOSE SHOPは、これからも香りの楽しさを広める活動を続けて焦点を当てていきます。