奄美大島に新たにオープンする古民家ゲストハウス「CJCASAaoao」の魅力とは？

奄美大島に新たなゲストハウス「CJCASAaoao」がオープン

この春、奄美大島の与路島に新しい古民家ゲストハウス「CJCASAaoao」がオープンします。開業の月は3月下旬で、訪日外国人観光客を対象にした特別な宿泊体験を提供することを目指しています。ここでは、宿泊者が日本の美しさや文化をより身近に感じられるよう、選りすぐりのCOOL JAPAN AWARD受賞作品を室内に配置しました。これは、訪れる人々が実際に触れたり、目の前でその価値を体験できるようにするための特別な取り組みです。

COOL JAPANを体感する宿

「CJCASAaoao」は、一般社団法人クールジャパン協議会との連携による新プロジェクトです。この宿では、もともと日本の伝統文化や美術品を他国の人々に紹介するための試みが行われており、特に欧米やオーストラリアからの訪問者をターゲットにしています。宿泊施設内部には受賞作品が贅沢にあしらわれており、インバウンドゲストはまるで美術館にいるかのような気分を味わえるでしょう。

地域活性化に向けた取り組み

この施設の開業は、一過性のものではなく、地域全体の活性化を図るための拠点ともなっています。運営はTARGET HOLDINGSの子会社である株式会社ナショナルパークツーリズムてしかがが担当。彼らは奄美大島や与路島での島の魅力を最大限に引き出すため、さまざまなアクティビティの開発も手掛けています。宿泊するだけでなく、漁師や農業体験を通じて、その土地に根ざした文化や生活様式を実際に体感できるプログラムも提供します。

ITによる新たな交流の試み

また、「CJCASAaoao」のオープンにあたっては、ITを活用した新たな産業振興も視野に入れています。奄美空港からのタクシーや、古仁屋港から与路島へのアクセスをスムーズにするため、ライドシェアシステムの開発が進められています。このような取り組みを通じて、地域内外の人々の交流を促し、観光業だけでなく地域経済全体の活性化を狙っていく計画です。

未来を見据えた展開

「CJCASAaoao」の開業は、単なる宿泊施設の誕生にとどまりません。このゲストハウスは、今後、日本各地で展開予定の「CJCASAシリーズ」の第一弾となっており、全国各地で同様のスタイルを持つ宿泊施設が登場してくることが期待されています。その中で、各地域の特色を生かしつつも、COOL JAPANの理念を基盤にした、新しい形の日本文化の発信を行います。

これからの展開に注目しつつ、奄美大島や与路島の自然や文化を堪能するために訪れてみてはいかがでしょうか。新しい発見が待っていることでしょう。