IT業界の新たな連携、INTLOOPと伊藤忠商事が提携を発表

INTLOOPと伊藤忠商事の提携

2023年、INTLOOP株式会社は伊藤忠商事株式会社と資本・業務提携契約を締結しました。この提携は特にデジタル化が進む日本において、ITサービスの需要が急増する中で行われました。デジタル人材不足が深刻化している今、特にAIを利用した新業務の開発には、高度なITスキルを持った人材が必要とされています。

IT人材不足の現状

経済産業省の調査によると、IT人材は2023年には最大で80万人が不足すると見込まれています。その中でも、「高度IT人材」に関しては最大46万人の不足が予想されています。このような背景から、フリーランスのITエンジニアが増加しており、現在では約1,670万人に達しています。フリーランスの需要が高まる中、企業は優秀な人材を見つけるためのマッチングサービスの利用が求められています。

伊藤忠商事の取り組み

伊藤忠商事は、デジタル技術を活用した事業の拡大を進めており、伊藤忠テクノソリューションズやベルシステム24といった強力なパートナーシップを活かし、顧客ニーズに応えるための新たなサービスを展開しています。これにより、IT・デジタル事業の強化を図り、顧客の要望に対して迅速に対応する体制を築いています。

INTLOOPの強み

INTLOOPは2005年の設立以来、高度ITフリーランス人材と企業との橋渡しを行うリーディングカンパニーとして、業界の先駆者としての地位を確立しています。特に約41,000名の登録者を持つフリーランスエンジニアと自社の専門家を結び付け、柔軟なシステム開発を実現しています。さらに、INTLOOPは2023年4月に伊藤忠商事の「アライアンスパートナー」として認定され、共に案件を推進していく関係を築いています。

結果を出すための連携

この提携により、INTLOOPは伊藤忠商事のデジタル事業群との連携を強め、より質の高いITサービスの提供を目指しています。また、INTLOOPが伊藤忠グループ向けに専任チームを設置することで、既存事業のさらなる強化と、新たなビジネス機会の創出が期待されます。双方の専門知識を融合させることで、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、持続可能な成長を促進することが目標です。