アートの新たな可能性
2024-10-16 23:45:38

障害者アート「脳が脱皮する美術館」がグッドデザイン賞を受賞

障害者アートの新たな挑戦
最近、一般社団法人シブヤフォントと株式会社フクフクプラスが共同で提供する「障害者アートのアートサービス『脳が脱皮する美術館』」が2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。この受賞は、障がいがある方々のアートを通じた新しい価値の創出と、共生社会の実現に向けた企業の取り組みに対する評価です。

受賞の背景


このアートサービスは、障がい者アートをただ鑑賞するだけでなく、企業研修や教育機関における人材育成プログラムとして、5,000人以上が体験した実績があります。特に、対話型アート鑑賞は、多様な特性を持つ方々との交流を促進し、アートの背景にあるメッセージや感情を深く理解させるものです。この取り組みにより、障がい者アートの社会参加を促し、収入の支援にもつながっています。

デザインのポイント


受賞したサービスのデザインにはいくつかの重要なポイントがあり、その一つが社会的な貢献にとどまらず、企業のニーズにも応えるという視点です。具体的には、障がい者がアートの運営に関与することで、収入支援や就労機会の創出につながる仕組みが構築されています。また、特定の子会社への導入や、小中学校での探究学習の一環としても取り入れられ、多様な展開が進められていることも評価されています。

実際のアート鑑賞の様子


例えば、企業の研修においては、参加者がアートを通じて障がい者の視点や感受性を学ぶ場面が多く見られます。視覚に障がいを持つ方々との協力の中で、アートがどのように彼らにとって特別な意味を持つのか、そしてそのアートが聴覚や触覚を通じてどんな体験をもたらすのかを探求します。

新たな取り組み


また、福島治名誉教授が執筆した「ビジネスに効く対話型アート思考 脳が脱皮する美術館 あなたの知らないアートが最強のチームを作る」という書籍では、障がい者のアートの力やシブヤフォントがいかにビジネスに貢献できるかが紹介されています。この書籍は、実際に対話型アート鑑賞が体験できる内容となっており、広くアートの可能性を示唆しています。

障害者アートの未来


今後、グッドデザイン賞を受賞したことを契機として、シブヤフォントとフクフクプラスはさらに多くのプロジェクトを展開し、障がい者のアートを通じた社会の理解や共生の実現を目指すとしています。このアートサービスがより多くの場で受け入れられ、障がい者アートの素晴らしさやその可能性が広がることを期待したいと思います。

このように、「脳が脱皮する美術館」は単なるアートサービスを超え、障がい者が持つ力を最大限に引き出し、社会全体の意識を変える重要な取り組みへと進化しています。今後の活動から目が離せません。


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会社情報

会社名
一般社団法人シブヤフォント
住所
東京都渋谷区神宮前6丁目31-21原宿スクエア(ハラカド)7階
電話番号

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