傘のシェアリング『アイカサ』、日本テレビが資本業務提携を発表！

「傘のシェアリングサービス『アイカサ』と日本テレビの提携」

日本テレビホールディングス株式会社は、傘のシェアリングプラットフォーム「アイカサ」を展開する株式会社Nature Innovation Group（通称NIG）との資本業務提携を発表しました。この提携は、エコなライフスタイルを促進するために、両社が力を合わせる新たな一歩です。出資額は350 million yen、これは単なるビジネスの枠を超え、社会的影響を重視した「インパクト投資」の一環と位置づけられています。

提携の背景と目的

近年、使い捨て傘の問題が深刻な社会課題として浮上しています。一般的に、雨の日に購入されるビニール傘は環境に悪影響を及ぼし、処分される際には大量の廃棄物を生むことになります。日本テレビグループは、中期経営計画2025-2027でCO2削減などの社会課題解決を主要テーマとして掲げており、アイカサの目指す「使い捨て傘をゼロに」との理念が合致しました。

これまでも、両社は環境キャンペーン「Good For the Planet」を通じたオリジナル傘の制作などで協力してきました。今回の資本提携を機に、より広範なキャンペーンを展開し、社会全体で環境意識を高めることを目指しています。

重要な指標について

提携の一環として、以下の2つの指標が設定されています：

1. CO2削減量
目標は2032年5月期までに、現状比年1,626.3トンのCO2削減を実現し、これは東京ドーム約39個分に相当する森林の量に匹敵します。

2. 使い捨て傘への抵抗感
持続可能な未来を目指す中で、使い捨て傘の購入に対する意識改革を図り、環境意識の向上を促進することを目指します。

日本テレビグループとインパクト投資

今回の提携は、日本テレビグループにとって3つ目のインパクト投資であり、「環境」「DE&I」「クリエイター支援」をテーマにしています。インパクト投資は、日テレ共創ラボの一環として、ケイスリー株式会社と共に研究・実践が進められています。

Nature Innovation Groupについて

NIGは、2018年に設立され、「アイカサ」を通じて、「雨の日も晴れの日も快適に、使い捨て傘をゼロに」というミッションを掲げています。現在、アイカサは東京都内を中心に、関東や関西、愛知、岡山、福岡、佐賀など12都道府県にわたり展開され、利用者は80万人を超えています。アプリを通じて簡単に借りられる傘は、エコで便利な生活スタイルを可能にしています。

日本テレビとNIGの協力により、傘のシェアリングサービスを通じて全体の環境負荷を減らし、持続可能な社会の実現を目指す動きが加速しています。アプリの詳細は公式ウェブサイトで確認できます。

アイカサアプリの登録はこちらから

この提携は、環境問題に対する意識の高まりとともに、共創の未来を築く新たなステージへと進むきっかけとなるでしょう。