サーキュラーエコノミーを考える「→使い続ける展 2024 / MUGE」
2024年9月28日から10月6日まで、京都の両足院において「→使い続ける展 2024 / MUGE」が開催されます。このイベントは、パナソニック株式会社のデザイン本部が主催し、循環経済をテーマに展開されます。企業側からの一方的な提供ではなく、消費者との関係性を電子製品に注ぎ込み、モノを長く愛用する文化を育むことを目指しています。
今展のテーマ「MUGE」は、禅の言葉「融通無碍」から取られています。この言葉は、すべてのものが調和することを表し、「とらわれることがない」という意味合いを持ちます。現代の環境問題が深刻化する中で、より柔軟で開かれたアプローチが求められていると言えるでしょう。
昨年の展覧会では「使い捨て」からの脱却が強調され、「使い続ける」という考え方について改めて考察しました。今年はさらに一歩進め、実際にモノを使い続けることで生まれる新たな価値に光を当てます。3つのキーワード「整え」「救い」「別れ」に基づき、実際の展示内容も構築されていく予定です。
具体的には、リサイクル素材を使用した作品や、素材の命を次に繋げる「つながり」をテーマにした展示なども行われます。これにより、物の使用を通じてどのように新たな価値を創出できるかを来場者に体験してもらう機会を提供します。
開催概要
- - 期間: 2024年9月28日(土)〜10月6日(日)
- - 会場: 両足院(京都市東山区大和大路通四条下る小松町591)
- - 参加料: 無料(事前予約が必要)
- - 予約ページ: こちらから
展示会では、一般的な展示とは異なり、環境持続に向けた新たな方法論を模索し、来場者が参加しやすい空間が提供されます。これにより、来場者各自が「モノを大切に使うこと」の重要性を再認識することが期待されます。
パナソニックの取組み
企業としての影響を抜本的に変えるべく、パナソニックは、持続可能な環境の実現に向けた長期ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を掲げています。これには、2030年までに全事業会社のCO2排出を実質ゼロにするという目標が含まれています。
この展覧会は、パナソニックにとっても循環経済の実現に向けた重要な一歩であり、参加者にその可能性を訴えかける場となることでしょう。
是非、京都でのこの貴重な機会に足を運び、サーキュラーエコノミーについて共に考えてみませんか?