タイ・シラチャに新たな日本人向けサービスアパートメントが開業予定

タイ・シラチャに新しいサービスアパートメントが誕生

タイ王国のシラチャにおいて、2028年に新たなサービスアパートメント『デュシットスイーツJパークシラチャ』が開業する予定です。この新しいプロジェクトは、東急株式会社とタイの大手財閥サハグループとの合弁事業である「サハ東急コーポレーション」によって進められています。2014年に設立されたこの合弁会社は、日本人向けの賃貸住宅事業を展開してきましたが、今後はより多様な国籍のお客様にサービスを提供する方向へ舵を切っています。

施設の概要

デュシットスイーツJパークシラチャは地上12階建てで、総室数は195室となる予定です。各室は広さ50㎡以上を確保しており、ビジネスや観光など、短期での宿泊にも対応する設計になっています。特にサービスの提供は、タイを代表するホスピタリティサービスグループ「デュシットインターナショナル」に委託されるため、質の高いサービスが期待されます。

デュシット社は1948年に設立され、現在では世界で300以上のホテル・リゾートを運営しています。このため、ホスピタリティのノウハウを生かし、スパ施設には大浴場やサウナなどが用意され、またタイの文化を楽しめるレストランも設けられます。

地元商業施設「J-PARK」との相乗効果

新たなサービスアパートメントは、商業施設「J-PARK」に隣接しています。この施設は日本文化をテーマにした店舗やレストランが集まる商業エリアで、日系企業の出店が目立ちます。デュシットスイーツが開業することで、地域への人口流入や観光客の増加を図っていると言われています。

シラチャの地理的背景

シラチャはバンコク中心部から約100km南東に位置し、周囲には工業団地が多くあります。さらに、タイ政府が進める「EEZ（東部経済回廊）」内に位置しており、企業の進出も加速しています。今後の発展が見込まれる地域で、ビジネスの拠点としての可能性を秘めています。

サハ東急のこれまでの実績

これまでサハ東急は、子育て世帯をターゲットにした「ハーモニックレジデンスシラチャ」や、単身者向けの「グリーンライフシラチャ」を展開してきました。これに続いて、デュシットスイーツJパークでは多国籍なニーズに対応する新たなサービス提供が期待されます。

これまでのターゲット層だった日本人駐在員に加え、今後は他国の人々にも利用されることで、国際的な雰囲気を持つ施設になることでしょう。