「BiPSEE歯科VR」で患者の不安を軽減する新しい歯科治療の形

BiPSEE歯科VRとは？

「BiPSEE歯科VR」は、患者が治療中にVRゴーグルを装着し、動画に集中することで、歯科治療時の不安や痛みを軽減する新しい治療法です。特に小さなお子さんに対する影響が大きく、96%の子供が楽しかったと回答した調査結果からも、その効果が伺えます。

開発の背景

このVRシステムを開発したのは、心療内科医の松村氏です。彼は、小さなお子さんが歯科治療を通じてトラウマにされることを避けたいという強い思いからこのプロジェクトをスタートさせました。特に言葉でのコミュニケーションが難しい幼い子供たちにとって、身体的抑制は心身両面でストレスを引き起こす可能性があるため、松村氏は「心身医学」というアプローチを用い、より穏やかな治療環境を提供することを目指しました。

主な機能と特徴

このVRシステムの大きな特長は次の3点です：
1. 姿勢誘導技術：特許出願中のこの技術によって、無理なく治療に最適な姿勢を保つことができます。これにより歯科医師の負担も軽減されます。
2. 安全な2D動画：3歳から使用できるように設計されており、斜視のリスクがある3Dではなく、安心して視聴できる2D内容を用いています。
3. スタンプ機能：治療中にイラストやメッセージを表示できる機能があり、患者と歯科医師のコミュニケーションを支援します。