フードバンク業務管理システム、新料金プラン発表
株式会社アクアリーフが開発したフードバンク業務管理システムは、2024年9月20日から新しい料金プランを追加します。これまで一律に月額利用料3万円で提供されていたこのシステムは、特に多くの小規模事業者からのニーズを受けて、より多様な利用が可能となる料金プランを導入しました。
小規模事業者のニーズに応える
フードバンク事業を運営するNPO法人やボランティア団体といった小規模な事業者は、運営資金の制約からシステム導入に苦労することが多いです。長谷川智史代表はこうした状況を考慮し、小規模事業者が導入しやすい新プランの追加に至ったと述べています。新しいプランでは、年間の経常費用や事業活動支出、歳出総額に応じて料金が設定されていて、活動規模に合わせた柔軟な選択が可能です。
新料金プランの概要
事業規模 | システム月額利用料(税抜) |
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5,000万円未満 | 10,000円 |
5,000万円以上 | 30,000円 |
この新料金プランにより、特に予算の限られた施設や団体が積極的にシステムを導入し、フードバンク活動を推進できるようになります。また、導入前にシステムを実際に操作できる「お試し期間」を設けることで、利用者が機能や操作性を十分に確かめる機会も提供されます。
スムーズなシステム移行をサポート
新料金プランの導入に際し、利用者は30日間無料でシステムを試すことができます。このお試し期間では、入庫、出庫、在庫管理、実績管理などさまざまな機能を実際に体験することができ、業務フローの移行がスムーズに行えることを目的としています。これにより利用者は、システムが自身の業務にどのように貢献するかを具体的にイメージしやすくなります。
システムの特長
フードバンク業務管理システムは、食品寄附に関する各プロセスを効率化するためのさまざまな機能を備えています。特に、本システムはトレーサビリティ機能を搭載しており、寄付品の追跡管理を行うことができます。寄付企業は、「いつ・何を・誰から誰に」という追跡情報を利用でき、税制優遇を受けやすくなります。これにより、食品寄附が促進され、食品ロスの削減にも寄与します。
本システムの主な機能
- - 在庫管理機能(入出庫処理)
- - 賞味期限管理、食品アレルゲン管理
- - トレーサビリティ機能
- - 実績管理
- - 個人情報管理(寄付者、受益者)
会社情報
株式会社アクアリーフは2004年に設立され、クラウド型システムを通じてフードバンク活動の支援を行っています。情報セキュリティについても、国際規格「ISO27001」を取得しており、信頼性の高いサービスを提供しています。
新たに追加される料金プランは、より多くの事業者がフードバンクシステムの恩恵を享受できることを期待しています。さらなる業務の効率化が、多くの人々に食の支援を届ける力となることでしょう。