2025年からの電力統計データ提供計画について

本協会は、令和7年（2025年）3月末より、全国の電力会社エリアで当日速報値と30分毎に集計された標準統計を順次提供することを発表しました。本記事では、この新サービスの詳細とその重要性を紹介します。

当日速報値と標準統計とは？

当日速報値は、電力供給に関する各種データを迅速に提供し、利用者がリアルタイムに電力の需給状況を把握できるようにするものです。30分毎の標準統計は、より詳細な統計データを提供し、長期的なトレンド分析や需要予測などに役立ちます。

提供スケジュール

本サービスは、段階的に全国展開されます。以下は、各電力会社の提供開始予定です：

- 2025年3月～4月 :

- 東京電力パワーグリッド株式会社
- 関西電力送配電株式会社

- 2025年4月～5月 :

- 中部電力パワーグリッド株式会社
- 中国電力ネットワーク株式会社

- 2025年5月～6月 :

- 北海道電力ネットワーク株式会社
- 北陸電力送配電株式会社

- 2025年6月～7月 :

- 四国電力送配電株式会社
- 沖縄電力株式会社

- 2025年7月～8月 :

- 東北電力ネットワーク株式会社
- 九州電力送配電株式会社

このスケジュール通りに展開されることで、多くの事業者や研究機関がより迅速かつ正確に電力データを利用できるようになります。

新たなサービスと研究への活用

本協会のデータ利用会員は、これらの電力データを基盤に新たなサービスや研究を推進する予定です。電力データの利活用によって、エネルギー管理、需給予測、さらには持続可能なエネルギー戦略の策定が可能となります。

データ利用を希望される事業者のお客様は、本協会のホームページにてデータ利用会員へのお問い合わせができます。また、専用のお問い合わせフォームから直接事務局に相談することも可能です。

これにより、業界全体の電力活用が高まり、エネルギーの効率化や持続可能な未来へと繋がることが期待されています。