ZendeskとUnityがもたらす新たなゲーム体験、カスタマーサポートの進化
ZendeskがUnityと提携、ゲーム内サポートの新時代へ
カスタマーエクスペリエンスの向上を目指すZendeskが、リアルタイム3Dコンテンツ作成のための著名なプラットフォーム、Unityと手を組みました。この提携により、プレイヤーは人気ゲーム『アングリーバード2』や『Pokémon GO』などで、ゲームプレイを中断することなく即時サポートを利用できる環境が実現します。
Zendeskは、Unityの検証済みソリューションパートナー(VSP)として、業界初のネイティブカスタマーサポートSDKを提供することになりました。このSDKにより、開発者は最小限の手間でゲーム内にサポート機能を組み込むことが可能になります。これは、プレイヤーが助けを求める際のゲーム体験を一層シームレスにするものです。
スケーラブルなサポートを提供する重要性
Unityのグローバル戦略ビジネス開発担当バイスプレジデント、Stephen Rowell氏は、新規ゲームプレイヤーの増加とゲームに注ぐ時間の増大に触れ、その中で開発者が提供できる優れた体験の重要性を強調しています。この状況下で、Zendeskとの提携により、カスタマーサポートをプラットフォーム全体に統合することが可能になるのです。
Zendeskが発表したデータによると、2020年にはゲーム会社の問い合わせ件数が過去最高を記録し、知識ベースの閲覧数は90%も増加しました。この傾向は2021年にも継続していくことが予想されます。これにより、ゲーム企業は質の高いカスタマーエクスペリエンスを提供するため、柔軟なソリューションの導入が求められています。
プレイヤーのニーズに応える新しいサポート機能
Zendeskの製品担当エグゼクティブバイスプレジデント、Shawna Wolverton氏は、急増するモバイルゲームの需要に応えられるカスタマーサービスソリューションの重要性を説いています。ゲーム中に問題が発生した場合、プレイヤーはゲームを一時停止することなくサポートを受けることが可能になるため、全体のプレイ体験が向上します。
ZendeskとUnityの統合により、開発者はゲーム制作に専念でき、月間50億を超えるダウンロード数を誇るUnityプラットフォーム上で、迅速にサポート機能を実装できるのです。これにより、開発者はユーザーに一貫したブランド体験を提供することができ、企業はプレイヤーにシームレスなサポートを提供することが実現できます。
プレイヤーは、ゲームを中断することなくサポートチームに迅速にメッセージを送信できるため、より多くのプレイ時間を確保できます。この新システムにより、ゲームに没入し続けながら、スピーディーに問題を解決することができます。
シンプルな統合でゲーム体験を向上
Zendesk SDK for Unityは、すでに多くの企業に導入されており、効率的なカスタマーサポートの実現を支援しています。特別なコーディングを必要とせず、シンプルなプロセスで導入できるこのSDKは、開発者がその才能を活かし、プレイヤーに優れたサポート体験を提供する手助けをします。
Gamegosのゲーム開発マネージャー、Alper Kılıç氏は、Zendeskを利用することで、ゲームとサポート間のシームレスな移行が実現すると述べています。プレイヤーとのコミュニケーションを円滑にすることで、顧客体験がよりユーザーフレンドリーなものになるでしょう。
Rovioのプレイヤーサポートディレクター、Ric Thorneycroft氏は、Zendeskの新しいSDKによって、Unityネイティブのゲーム内でカスタマーケアサービスを強化できると喜びの声をあげています。この徴候は、開発者にとっても利用しやすく、将来のパーソナライズサポートの構築へとつながると期待されています。
Zendesk SDKは、Unity Asset Storeで利用可能となり、ゲームそのものと同じようにプレイヤーの体験を一段と向上させることができます。
まとめ
ZendeskとUnityの提携は、ゲーム業界におけるカスタマーサポートの新たなスタンダードを築くことになるでしょう。プレイヤーにとって、問題解決がよりスムーズに行えるようになり、開発者はゲーム開発が容易になることで最終的に全体のゲーム体験が向上することが期待されています。
会社情報
- 会社名
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株式会社Zendesk
- 住所
- 東京都中央区京橋2-2-1京橋エドグラン20階
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