ハイタイドと文林堂、業務提携で活版印刷文化継承へ！アナログとデジタルの融合で新たな表現を創造

ハイタイドと文林堂、業務提携で活版印刷文化の継承へ

福岡を拠点とする文具・雑貨メーカー「株式会社ハイタイド」と、活版印刷業「有限会社文林堂」が業務提携を行いました。この提携は、長年培ってきたアナログ技術と現代的な感性を融合させ、活版印刷という文化の継承、そして新たな表現やコミュニケーションを生み出すことを目的としています。

デジタル時代におけるアナログの価値

近年、デジタル技術の進化は目覚ましく、私たちの生活に大きな影響を与えています。そんな中、アナログな技術をベースとする両社は、デジタルとアナログのバランスが、豊かな社会を築く上で重要だと考えています。今回の提携は、この考えに基づいて実現したものです。

文林堂は1972年の創業以来、活版印刷を通して培ってきた技術と文化を有し、近年では活版印刷のワークショップなども開催し、手仕事の温もりや人と人との繋がりを大切に活動しています。一方ハイタイドは1994年創業。オリジナル商品の企画・開発・販売を手掛け、国内外に多くのファンを持つ人気メーカーです。

未来への技術継承と新たな表現

今回の業務提携では、文林堂の山田氏からハイタイドへの活版印刷技術の伝承が大きな柱となります。この技術を活かした新しい商品開発はもちろんのこと、「場づくり」や「ことづくり」にも力を入れていく計画です。具体的には、活版印刷の魅力を伝えるイベントやワークショップの開催などが考えられます。

ハイタイドは、創業以来、文林堂と深い繋がりを持っていました。時を経て、新たな取り組みとしてこの業務提携が実現したことは、両社にとって大きな意味を持つと言えるでしょう。

見失われがちな価値への再注目

デジタル化が進む現代において、アナログな技術や手仕事の温かさ、そして人と人との繋がりといった要素は、見落とされがちです。しかし、これらの要素こそが、私たちの生活に豊かさをもたらす重要な要素であると両社は考えています。

この業務提携を通して、ハイタイドと文林堂は、改めてこれらの価値を見つめ直し、様々な活動を通じて多くの人に伝えていきたいと考えています。活版印刷という伝統技術を未来へと繋ぎ、新たな表現やコミュニケーションを創造する取り組みは、今後ますます注目を集めることでしょう。