ZEN大学がJASRACとタッグ、著作権講座を2026年に開講予定

新しい時代に対応した教育の場が広がっています。学校法人日本財団ドワンゴ学園が2025年4月に開学予定のオンライン大学「ZEN大学」で、著作権に関する新しい講座が開設されることが発表されました。この講座は、一般社団法人日本音楽著作権協会（JASRAC）との連携により、2026年度からスタートします。

プログラムの目的と内容

「ネット時代の著作権」と題されたこの講座は、インターネットやデジタル技術の急速な発展に伴い生じる著作権の問題を扱います。具体的には、デジタル環境下での著作権制度に関する基本的な理解を深めつつ、ユーザー投稿型サイトでの二次創作権やAI、ARに関連する最新の課題について学んでいく予定です。また、学生生活で身近にある著作権侵害のリスクとその対策についても身をもって学べる機会となります。

実践的な授業の特徴

本講座では、実際にコンテンツ業界で活躍するプロをゲスト講師として迎えます。これにより、学生たちは著作権法の基本的な知識だけでなく、社会での実例を交えた実践的な視点から学ぶことができます。全15回にわたるライブ講義では、双方向のコミュニケーションも可能で、教員や他の学生と積極的に交流しながら学んでいく環境が整えられています。

講師の顔ぶれ

著作権に関連する制度や知的財産法を専門にする濱口太久未教授がメインの担当者となり、各講義に登場するゲスト講師は後日発表される予定です。この新たな講座は、コンテンツ業界でのキャリアを目指す学生にとって、不可欠な情報を得る貴重な機会となるでしょう。

JASRACと日本財団のコメント

JASRAC理事長の伊澤一雅氏は、本講座の開設にあたり非常に高い期待を寄せています。技術の進展がすべての人にクリエイターとなる機会を与え、著作権への正しい理解とその運用が求められる時代になっていると指摘しました。さらに、ションがこの講座を通じて新たな教育の形を作り上げることに期待を寄せています。

また、日本財団ドワンゴ学園の山中伸一理事長も、デジタル産業を支える基盤としての著作権教育の重要性を強調し、多くの学生がこの知識を身につけることによって、未来の産業を担う人材に育ってほしいと語りました。

ZEN大学とは

ZEN大学は、最新のIT技術を駆使したオンライン学習を提供する大学で、特に「知能情報社会学部」では多様な学問を取り扱います。従来の枠にとらわれない自由な学びを通じ、AI時代における能力をしっかり身につけていくことが可能です。

詳細は、ZEN大学の公式ウェブサイトや最新のパンフレットでご確認ください。