幻の米『龍の瞳』が日本酒市場に登場
5月26日より、幻の米『龍の瞳』を使用した日本酒が全国で販売されることになりました。これは、佐賀県に位置する株式会社峰松酒造場の取り組みの一環で、クラウドファンディングサイトMakuakeで目標金額の170%を超える達成を実現した話題の商品です。今回の日本酒は、「夢が叶う酒」として、酒米の王様とも称される『龍の瞳』をふんだんに使用しており、多くの日本酒ファンに新しい味わいを提供します。
六次産業化酒蔵としての成り立ち
株式会社峰松酒造場は、2016年に農林水産省から六次産業化酒蔵として認定されました。これは、生産(米作り)、加工(酒造り)、販売(消費者への直販)を一社が一貫して行う体制のことを指します。地元佐賀県の農業生産法人イケマコとの連携により、地元産米を使った日本酒のブランド化を進め、名物「肥前浜宿」の立ち上げを行っています。その中で出会ったのが、幻の米『龍の瞳』です。
龍の瞳の魅力
『龍の瞳』は水稲品種「いのちの壱」の中でも最高級品で、大粒で吸水性に優れているのが特徴です。発見者である今井隆氏が2000年に、他品種に比べて1.5倍もの大きさの籾を発見し、その米は特別な存在となりました。その後、2005年に株式会社龍の瞳が設立され、この米の良味を広めるための活動が始まりました。今井氏は、良食味米の普及に全力を注いでいます。
日本酒醸造のこだわり
今回の日本酒は、龍の瞳の特性を最大限に活用するために、佐賀県が独自開発した酵母SAWA-1を使用しています。龍の瞳の大粒さと優れた吸水性は、酒にしっかりとした旨味を与え、飲む人に上質な体験を提供します。
商品ラインナップ
5月26日より販売される日本酒は、数量限定の2種類です。いずれも、500ml瓶での販売となります。
特徴:マスカットを思わせる甘い香りとバランスの取れた味わい、価格は3,300円(税別)。
特徴:控えめな香りながらも無濾過の旨味を感じられる原酒、価格は3,000円(税別)。
両商品とも数量限定で各1000本の販売です。
峰松酒造場の背景
峰松酒造場は、発酵文化が息づく佐賀県鹿島市肥前浜宿に位置し、実際のお酒造りを行う「肥前屋本館」と、さまざまな地元産品を発信する「肥前屋新館」を運営しています。また、オンラインショップも運営しており、美味しい日本酒を全国へ直送しています。
まとめ
幻の米『龍の瞳』を使用した日本酒の全国販売は、多くの日本酒愛好家に新たな魅力を提供することでしょう。皆さまには、この機会にぜひ『龍の瞳』の美味しさを堪能していただきたいです。興味のある方は、ぜひ峰松酒造場の公式サイトやオンラインショップをチェックしてみてください。