核融合技術の未来
2025-06-05 10:49:26

MPower PartnersがEx-Fusionに出資、レーザー核融合技術の普及を目指す

MPower PartnersがEx-Fusionに出資



MPower Partnersが出資を決定したのは、レーザー核融合技術を社会に実装しようとする企業、株式会社Ex-Fusionです。この投資により、脱炭素社会の実現やエネルギー安全保障に貢献することを目指しています。

近年、世界は脱炭素化の必要性とエネルギーの安定確保に直面しています。再生可能エネルギーの限界も見えつつあり、新しいエネルギー源への期待が高まっています。

Ex-Fusionは、レーザー核融合発電の実現を目指すスタートアップで、独自の高出力・高繰り返しレーザー技術と、連続的なターゲット供給装置、先進的な光制御技術を駆使しています。これにより、高速点火方法による核融合技術が実現されており、発電時にはCO2を排出せず、持続可能な重水素を燃料とするため、温室効果ガスの削減にも貢献すると期待されています。

さらに同社は、大学や自治体と連携し宇宙空間でのスペースデブリ除去や、光技術による産業創出にも挑戦しています。リーダー陣の松尾氏は、研究機関での経験を活かし、技術を社会に届ける実行力を持っています。

MPower Partnersは、2025年に設立されたファンドの第1号投資案件としてEx-Fusionを選出しました。この技術は、日本のエネルギー安全保障を強化し、社会課題の解決に寄与することが期待されています。また、この取り組みはMPowerの掲げる「Japan Dynamism」というテーマにも合致し、新たな可能性の象徴としての位置づけです。

松尾氏は、レーザー核融合技術を社会に浸透させるため、長期的な視野を持ったパートナーが必要不可欠だと語っており、MPower Partnersとの協力が心強いと感じています。Ex-Fusionは、発電炉の実現やレーザー加工、宇宙関連の応用など多岐にわたる価値創造に挑戦し続けるとのことです。

MPower Partnersの深澤優壽さんも、Ex-Fusionへの出資意義を強調。レーザー核融合は限られた企業が取り組む先端の技術であり、日本発の実用化を目指すことは重要です。その独自技術が様々な分野へ応用されることにも期待しています。経営陣やチームのスピード感、情熱もEx-Fusionの強みとなっています。

Ex-Fusionとは



株式会社Ex-Fusionは、2021年7月に設立され、現在61名のスタッフを擁しています。大阪府吹田市に拠点を置く同社は、光技術を中心にした新産業の創出を目指し日々挑戦を続けています。

一方、MPower Partnersは農業や福祉などの異なる業種とともに、ESGフレームワークを通じて長期的な成長をサポートする次世代のベンチャーキャピタルファンドです。

今後のEx-Fusionには世界の核融合技術のトップ企業へ成長していく期待が寄せられています。日本のエネルギーの未来を担うこの挑戦から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社MPower
住所
電話番号
00-0000-0000

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