大崎電気の躍進
2025-12-23 09:07:04

エネルギー革命進行中:大崎電気のスマートメーター500万台突破

大崎電気工業、オセアニアでスマートメーターが500万台突破



大崎電気工業株式会社の子会社、EDMI Limitedはこの度、オセアニア地域で展開するスマートメーターの累計稼働台数が500万台を超えたと発表しました。これはニュージーランドやオーストラリア東部5州で設置されているスマートメーターの70%に該当し、EDMIの市場における存在感を象徴する重要な数値です。

日本とは異なるオセアニア市場の特性



オセアニア地域におけるスマートメーターの需要は高く、特にニュージーランドでは2008年からスマートメーターの導入が本格化し、現在ではほぼ全ての住宅に導入されています。一方、オーストラリアも2030年までに主要地域でのスマートメーターの導入を進める方針を表明しており、すでに東部5州では導入率が約43%に達しています。この背景には、再生可能エネルギーや分散型電源への対応が求められていることが影響しています。

EDMIの取り組みと展望



EDMIはオーストラリアに基盤を持つ企業であり、シンガポールに本社を移した現在でも、オーストラリアとニュージーランドに開発拠点を構えています。同社は高度な技術力を基に、お客様のニーズに応じた製品の開発を行ってきた結果、スマートメーター市場において高いシェアを獲得しています。

EDMIの次世代スマートメーター「NEOS」は、電力計測、監視、制御を一体的に行うソリューション「NEOS Solution」として2025年7月からの受注が開始されました。このシステムは、従来のスマートメーターを超えた機能を持ち、大量のデータを扱えるのが特徴です。

海外展開の重要性



大崎電気の海外事業は、収益の41%を占めており、これからもスマートメーターとその関連システムを一体化したソリューションビジネスを推進することで利益向上を図ります。2026年度の売上高は360億円を見込んでおり、営業利益は33億円に達する見通しです。これは全体の営業利益の約37%に相当し、海外事業の重要性を示しています。

EDMIの成功は、オセアニア地域でのエネルギー価格の安定供給と持続可能なエネルギーシステムの構築において、大きな役割を果たすことが期待されています。大崎電気工業は、今後も市場の変化に柔軟に対応し、成長を続けていく視点を持っているようです。

今後も、EDMIの取り組みや成長に注目が集まることでしょう。


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会社情報

会社名
大崎電気工業株式会社
住所
東京都品川区東五反田2-10-2東五反田スクエア
電話番号

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