産業能率大学(東京都世田谷区)のサッカー部に所属するカウンゼン・マラ選手が、J1のFC町田ゼルビアに来季から加入することが決定しました。この発表に先立ち、11月22日には湘南キャンパスにて記者会見が開催され、関係者や学生たちがその瞬間を見守りました。
当日の会見には、カウンゼン・マラ選手の他に、情報マネジメント学部長の小柴達美教授、サッカー部監督の小湊隆延氏、FC町田ゼルビアのフットボールダイレクター原靖氏、スカウト統括責任者の丸山竜平氏が登壇しました。
カウンゼン・マラ選手の決意表明
カウンゼン・マラ選手は、FC町田ゼルビアへの加入が内定したことに対し、「これからの挑戦に心躍っています」と述べました。FC町田ゼルビアには、日本代表選手が多数在籍しており、自分自身にとって成長できる環境であると確信したとのこと。実際に練習に参加し、チームの雰囲気を感じ取った中で、「ここでプレーすることで、自分の特長を生かし、チームに貢献できる」と実感したそうです。
さらに彼は、ドイツの伝説的ゴールキーパーオリバー・カーンの影響を受け、子供の頃からGKへの道を歩んできたことを明かしました。「夢を追い続け、困難を乗り越えることで道は開ける」と信じ、これからも努力を続けていきたいと力強く語りました。
監督とフロントの期待
サッカー部監督の小湊隆延氏は、カウンゼン・マラ選手との初対面の印象や彼の成長を振り返り、特にその突出した体格に注目していました。「彼の長い手足はキーパーとして理想的であり、今年の大学リーグでもトップクラスのレベルを証明しています」と期待を寄せました。また、彼の成長をしっかりとサポートしてきたコーチ陣への感謝の気持ちも伝えました。
FC町田ゼルビアの原靖フットボールダイレクターは、チームの現状について説明し、若手選手の活躍を強調しました。さらに、「マラ選手の加入により競争を生み出し、チーム全体のパフォーマンス向上につながる」との展望を示しました。特に現在在籍している優秀なゴールキーパーたちとの競争がさらなる成長を促すことを期待しています。
丸山竜平スカウト統括責任者も、マラ選手のシュートストップ能力やキックの精度を高く評価し、「彼の人柄とマインドは、FC町田ゼルビアの一員として大きな力になる」と期待の言葉を述べました。彼はこれからの道のりにおける忍耐力や努力の重要性についても言及し、ファンに愛される選手になってほしいと願いました。
未来の展望
小柴達美学部長は、カウンゼン・マラ選手が大学から初めてJ1選手を輩出したことを大変喜び、彼の活躍がこれからの後輩たちに大きな励みになると強調しました。
記者会見は、質疑応答や写真撮影を交え、カウンゼン・マラ選手の新しい旅立ちを祝い、盛況のうちに幕を閉じました。彼のこれからの活躍と成長に期待が高まります。カウンゼン・マラ選手がFC町田ゼルビアで素晴らしい未来を切り開くことを願っています。
イベント概略
- - 日時: 2024年11月22日(金) 13:30-
- - 場所: 産業能率大学 湘南キャンパス、神奈川県伊勢原市上粕屋1573
- - 登壇者: 小湊隆延、カウンゼン・マラ、原靖、丸山竜平
カウンゼン・マラ選手 プロフィール
- - 身長: 190cm
- - 体重: 87kg
- - 出身地: 東京都
- - ポジション: ゴールキーパー
- - 経歴: 東京ヴェルディジュニアユース、東京ヴェルディユース、産業能率大学在学中