「ANASTA」販売開始
2025-03-03 11:43:39

東京冷機工業、カーボン・オフセット再生フロン「ANASTA」販売開始へ

東京冷機工業が切り拓く再生フロンの未来



東京冷機工業株式会社(東京都文京区)が、2025年4月1日から業界初のカーボン・オフセット再生フロン「ANASTA」の販売を開始することを発表しました。この製品は、株式会社環境総研の「Zフロン」をもとに開発されており、製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を算定し、適切なオフセットを実施しています。2024年10月には、環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」の認定も取得済みです。

「ANASTA」は、関東地域を中心に、空調・冷凍冷蔵機器で幅広く使われる再生フロン「R410A」「R32」「R407C」「R404A」「R22」などが対象です。各フロンには、おおよそ10~12kgのCO2が含まれており、これをJ-クレジットを利用してオフセットします。製品の導入は、地球温暖化の進行を抑制する試みとして期待されています。

環境への配慮を徹底



東京冷機工業は、環境負荷を低減するために、バージンフロンよりも持続可能性の高い再生フロンを積極的に導入しています。「ANASTA」によって、顧客と共にCO2排出削減を進めることで、環境への貢献を図ります。さらに、再生フロンの導入により、年間800kgものCO2を削減予定としています。

会社としての責任を果たしつつ、顧客に対してもより環境に優しい選択肢を提供していく姿勢は、真摯な企業の在り方を示しています。特にフロンは、誤って大気中に放出されることが多く、温暖化の原因になってしまいます。そのため、冷媒ガスメーカーとしての役割をしっかり果たすことが求められています。

「ANASTA」の特徴と導入ベネフィット



「ANASTA」には、以下のような特長があります:
1. 循環型経済への貢献 - 回収したフロンガスを再生・再利用することで、資源の活用を推進します。
2. カーボン・オフセット - 関東圏の森林整備や環境保全活動を通して、地球温暖化の抑止に寄与します。
3. EPD取得 -環境負荷を正確に把握し、信頼性を高めるために、SuMPO EPDを取得しています。

ダイキン工業の研究によると、バージンフロンを再生フロンに切り替えることでCO2排出量は7分の1に軽減されるとのことで、コスト面でも非常に優位です。これに加え、「ANASTA」はカーボン・オフセットを実施しているため、CSRやESG評価においても有利に働く可能性が高いです。

幅広い業種での適用が期待される



再生フロンの導入には多様な業界が適しています。具体的には、
  • - 空調設備業界: オフィスビルや商業施設、公共施設、住宅の空調システム。
  • - 冷凍冷蔵業界: 冷凍倉庫や食品加工施設、スーパーマーケット、コンビニエンスストア。
  • - 製造業: 工場内の生産設備や製造過程での冷却システム。
  • - 医療分野: 医療用冷蔵庫や試験室の冷却装置。
  • - 飲食業: レストランやホテルの冷凍冷蔵設備など。

まとめ



東京冷機工業株式会社のカーボン・オフセット再生フロン「ANASTA」は、持続可能な社会を構築するための重要な一歩です。企業の責任として環境問題に取り組み、具体的な行動を起こすことで、多くの企業へと波及効果をもたらすことが期待されています。「ANASTA」の導入を検討する企業は、効率的なエネルギー使用と環境への配慮を両立する絶好の機会となるでしょう。

詳しい情報は、ANASTA公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
東京冷機工業株式会社
住所
東京都文京区本駒込6-24-5
電話番号
03-3943-5551

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