若い女性の乳がんを考える国際会議が東京で開催
一般社団法人JBCRGが主催する「The 3rd International Conference on Young Women’s Breast Cancer and Health(YWBCH 2026)」が2026年11月14日と15日の2日間、東京都中央区の大村進・美枝子記念 聖路加臨床学術センター日野原ホールで開催されます。この会議は、現地参加と一部ライブ配信のハイブリッド形式で行われる予定です。
若年乳がんの増加とその課題
近年、若年女性の乳がん(Breast Cancer in Young Women: BCYW)が世界的に増加しています。特に乳腺が発達しきっていない若い世代では、マンモグラフィーなどの検診手法での早期発見が難しく、発症のメカニズムや治療法についての研究が進んでいない現状があります。さらに、キャリアや経済などの社会的な困難、家族の問題など、若い患者特有の課題も数多く存在します。
こうした課題を解決するために、29カ国から参加する医療専門家や研究者、支援者が集結し、若年乳がんの啓発と研究の推進を目指します。この国際的なネットワークであるBreast Cancer in Young Women Foundation(BCYWF)は、2024年に初回の国際会議をポルトガルで開催し、2025年にはインドでの会議を経て、2026年に日本での開催が決定しました。
会議のテーマとプログラム
「Co-creating the Future with Science and Compassion」というテーマのもと、会議では最新の研究の共有や国際的な交流が進められます。すでに10名以上の海外の著名な医師が登壇予定で、臨床医、研究者、患者経験者など、さまざまなステークホルダーが集結します。
主なプログラムには、会長講演、特別講演、教育講演、シンポジウム、ワークショップなどが含まれ、約120人が現地参加できる予定です。
若年乳がん研究の重要性
JBCRGの代表理事佐治重衡氏は、「若年乳がんは患者数が少ないため、研究が遅れがちで国際的な連携が必要です。今回の東京での会議が新たな未来を切り拓くきっかけとなることを願っています」と話しています。
実行委員長の清水千佳子氏は、「本会議は、当事者の声、研究者の知見、企業や支援団体の技術と情熱が交わる場として充実させていきます」とコメントしています。
協賛企業・団体の募集
本会議では、趣旨に賛同する企業や団体を広く募集しています。協賛金、共催セミナー、広告掲載、出展などの支援が可能で、詳細は特設Webサイトで案内されています。若年乳がんに関する重要な問題に対する理解を深めるためにも、多くの方々の参加が期待されます。
野心的な目標を持つこの会議は、若年女性の乳がん研究とその理解を深める絶好の機会です。方向性を共に考え、さまざまな知見を持ち寄ることで、若い女性たちの未来へとつながる成果が期待されています。