2024年夏休み旅行の傾向と費用についての調査結果を発表

2024年夏休み旅行の費用に関する調査結果

ソニー銀行が実施した2024年の夏休み旅行費用に関するアンケート調査では、国内外の旅行先の傾向や、旅行費用に関する興味深い情報が浮かび上がりました。

調査概要

この調査は2024年9月30日から10月14日の間に行われ、対象は2023年の夏（7月1日～9月30日）に1泊以上の旅行をしたソニー銀行の口座を持つ3,346名のお客さまです。

夏の旅行先の選択

アンケート結果によると、今年の夏に旅行に出かけた人の中で、国内を選んだのは84%で、海外は32%というデータが示されました。特に、海外旅行を選んだ人の多くがヨーロッパを訪れたことが判明しており、その割合は27%に達していました。また、東南アジアへの旅行をする人も16%おり、こちらは物価が比較的安定していることなどが影響したと考えられます。物価高と円安が影響している中、国内旅行者の多さが際立っています。

旅行費用の実態

実際に旅行にかかった費用については、国内旅行で「5〜10万円」という回答が最も多く31%を占め、海外旅行では「30〜50万円」との回答が23%でした。このように、予定していた費用と実際の支出が一致しているのは、昨今の物価高にもかかわらず、多くの人が計画的に旅行を楽しんでいたことを示しています。

支出の内訳

旅行先で最も費用をかけた点については、国内旅行者の55%が「宿泊」と回答しており、宿泊施設の重要性がうかがえます。一方、海外旅行者の46%は「交通費」を挙げており、円安や石油価格の影響で移動コストが高くなっていることを示唆しています。

さらに、費用を抑えるために行っている工夫としては、23%が「ホテルのグレードを抑えた」と回答しており、予算を考慮した宿泊選びが見受けられました。また、20%が「マイルやポイント利用」を挙げ、このような工夫が費用の負担を軽減していることが分かりました。

満足度と利用状況

調査参加者の90%が2024年の夏旅行に対して「満足」と答え、その内訳では「大変満足」が34%、「満足」が56%でした。これは物価高や円安の影響を受けつつも、自分の重視するポイントに焦点を当てて旅行を楽しんでいる様子を反映しています。

特に印象的だったのは、海外旅行者の52%が「Sony Bank WALLET」を利用したと回答した点です。このアプリは、海外ATMで現地通貨を引き出す際に便利で、旅行者が持参した外貨をそのまま使用できる利点があります。利用者は主に「買い物」で使うケースが多く、28%が買い物目的であると報告されました。