二子玉川ライズ S.C.での「ゼロ・ウェイスト」イベント
近年、私たちの生活環境が抱える問題の一つに、モノのあふれとそれに伴うごみの大量発生があります。この状況を鑑み、環境問題への意識が高まる中で、商業施設における「ごみを減らす」取り組みが求められています。二子玉川ライズ S.C.は、1日約8万人の来館者を迎える日本の重要な商業拠点として、この問題に真剣に取り組むイベントを開催します。
開催されるイベント「me x rise 2020」について
2020年3月20日から22日にかけて開催される「me x rise 2020(未来図2020)」は、「ごみを出さない」ことを前提にした産学連携イベントです。このイベントは、リサイクルや廃材利用を基本にし、持続可能な社会に向けた気づきを促します。今回は、クラフトビール醸造会社のRISE&WINと、産業能率大学の高原ゼミが連携し、革新的な取り組みを展開します。
プロジェクトの特徴
今回のイベントでは、以下の特色ある活動が行われます:
- - 廃材・リサイクル支援:会場の装飾には、回収されたペットボトルから作られたランプシェードやベンチが使用され、廃材のリサイクルの可能性を示します。
- - サステイナブルな素材:紙の代替となる、石灰石から作られた素材をポスターに採用することで、環境への配慮を追求します。
- - 地産地消の実践:地元で育てられた「さつまいも」を使用したクラフトビールの製造を行い、地域の魅力を再発見する機会を設けます。
- - 寄付活動:イベントで販売されるクラフトビールの売上の一部は、環境保護活動に寄付される予定です。
環境への意義と方法
このイベントは単なる祭りではなく、トレンドを超えて持続可能な未来を考えるための重要な場です。特に「SDGs」と呼ばれる持続可能な開発目標の中でも、「12 つくる責任つかう責任」を具体化するチャレンジです。多くの人が集まる商業施設が中心に立つことで、「つかう責任」についての意識を高める良い機会になるでしょう。
RISE & WIN Brewing Co.の背景
徳島県の上勝町で創業したRISE & WINは、日本初の「ゼロ・ウェイスト」を宣言した町の一員として、過剰なパッケージングから開放される経済モデルを実践しています。廃棄物を素材として再利用し、地域色豊かなクラフトビールを提供することで、持続可能な社会の実現に寄与しています。
このような機会を通じて、私たち一人一人の環境への対する責任を見つめ直すことが必要です。「me x rise 2020」は、まさにそのような未来づくりの第一歩となることでしょう。環境に優しい消費を考え、多くの人々が参加することを期待しています。