DNPが提供開始する新しいゲーム活用教育サービスの全貌

DNPの新サービス「DNPゲーム活用教育サービス」

大日本印刷株式会社（DNP）が、2025年9月16日より新たな教育サービス、「DNPゲーム活用教育サービス」を開始することを発表しました。このサービスは、ゲームプラットフォームである「Minecraft」と「Roblox」を活用し、子どもたちが楽しくまちづくりや職業体験を学ぶ場を提供します。ゲーム内での体験を通して、参加する子どもたちの探究心や学習意欲が高まることを目指しています。

教育と企業ブランディングの両立

DNPが提供するこのサービスは、教育的な要素を取り入れたゲーム体験を通じて、企業や自治体が社会的責任を果たしながら、ブランドを浸透させることも可能です。これによって、企業は人材採用やイベント企画、地域貢献など幅広い活動を行うことができ、子どもたちに対しても学びの機会を提供します。

ゲームプラットフォームの選定理由

今回利用する「Minecraft」は、そのシンプルな操作と広がりを持つ世界観から、教育の一環として非常に高い親和性を持つとされています。実際、世界中での販売本数は3億5,000万本以上に達しており、国内の小学生では高学年の約半数が利用していることが教育ネット総合研究所の調査で示されています。また、「Roblox」というプラットフォームは、毎日7700万人以上が利用し、利用者の男女比もほぼ均等です。特に13歳未満の子どもにも人気があり、親子で共に学べる環境を提供することが期待されています。

体験型の学びとは

DNPの「DNPゲーム活用教育サービス」は、XRコミュニケーション事業の一環として位置づけられ、ゲームの中で“発見”、“実践”、“振り返り”を通じて、社会の仕組みを探求する体験型の学びを実現します。「Minecraft」ではデジタルを活かしたモノづくりやまちづくりといったテーマが学びを彩り、「Roblox」では職業体験など日常生活と仕事の両面に関連するテーマが取り上げられます。これにより、子どもたちは楽しく学ぶだけでなく、企業の社会的取り組みやブランドの理解を深めることができます。

産学連携による新しいサービスの形

DNPは、教育・出版分野での強みを持ちながら、メタバースやデジタルコンテンツの開発におけるパートナー企業との連携を強化しています。このことで、より迅速かつ柔軟に多様なテーマに基づくサービス展開が可能となる見込みです。地域イベントや企業の社会貢献活動にも柔軟に応じながら、学校の授業や家庭学習との連携を進めていきます。

今後の展望

DNPは、今後この「DNPゲーム活用教育サービス」を通じて、子どもたちの学びに寄与するだけでなく、企業や自治体に対してもブランディングや地域貢献、人材育成の場としての活用を促進する方針です。教育現場や地域イベントとの連携を深め、さらには海外展開を視野に入れ、新しいコミュニケーションモデルを構築していく予定です。さまざまな方々との協業を通じて、次世代の教育方法を模索し続けるDNPに、今後も注目が集まりそうです。

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