観光業界を変革する株式会社リーゴの新たな挑戦
株式会社リーゴは、東京都港区に本社を構え、観光業者や店舗のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するスタートアップです。「データとAIの力で、地域経済と人を活性化させる」というミッションを掲げ、全国のホテルや飲食店、商業施設、観光施設など、多岐にわたる事業者にAIの力を活用した支援を行っています。
1年での成果と「生成AI最優先宣言」
昨年発表された「生成AI最優先宣言」から1年が経過し、リーゴは主力プロダクト「エリアコンパス」に様々なAI機能を実装してきました。これには、マーケティングの自動提案や競合店舗の比較分析、口コミの自動返信文作成機能などが含まれます。
こうした新機能の運用により、4000以上の観光事業者がリーゴのAIサービスを導入し、実際にアクセス数が6倍以上に増加するなどの成果を上げています。また、複数の自治体やDMOと協業を進め、その効果を実証する導入事例が生まれています。
今後のビジョンとは
今後は「生成AI×都市・地域活性のNo.1プラットフォーマー」として、マップ型の意思決定ダッシュボードへの移行やAIエージェントによる全自動化の推進といった新たな展開が予定されています。これにより地域の全体像を把握し、AIが自動で提案や対応を行う未来を目指します。
さらに、海外市場への展開やAI人材の採用強化、コミュニティ活動の充実も図っていきます。AI人材とは、エンジニアに限らず、あらゆる職種でAIの活用を志向する人材を指し、その採用活動も積極的に進めています。
コミュニティや展示会の活用
リーゴは、外部の皆様との接点を増やすため、全国の展示会に出展するとともに、AIスタートアップ・ビジネスコミュニティを設立し、情報交流を図ることを計画しています。生成AIをテーマにした交流会も企画中で、参加者が実際にビジネスに使えるノウハウを共有する場として機能することを目指しています。
代表の思い
代表取締役の宮本秀範は、AIの活用が地域創生の鍵となると確信しており、地域の店舗事業者が持つデジタルやマーケティングに関するリソースの格差を埋める存在になりたいと語っています。
「私たちの目的はただ一つ。地域経済を活性化させ、同時に日本を世界一の観光大国へと導くことです。そのために、地域とともに歩み続ける企業であり続けます。」と語り、地域への愛着とAI技術への挑戦を両立させた企業戦略を強調しています。
このように、株式会社リーゴは、観光業界をAIの力で変革するべく多様な取り組みを進めており、今後の成長に大きな期待が寄せられています。