デンソーミュージアム、愛知県刈谷市にオープン
株式会社デンソーが愛知県刈谷市に、デンソーミュージアムをオープンしました。このミュージアムは、これまで「デンソーギャラリー」として親しまれてきたスペースをリニューアルしたもので、2025年6月16日に開館されます。
デンソーは、昨年12月に創立75周年を迎えました。その75年の長い歴史の中で、同社は技術革新を追求し、モノづくりを通じて社会課題の解決に挑み続けてきました。このミュージアムはその歴史を振り返り、「これまでとこれからの挑戦のストーリー」をテーマに展開されています。
5つのゾーンで構成された展示内容
デンソーミュージアムの展示は、5つのゾーンに分かれています。各ゾーンでは、デンソーの過去、現在、未来を約250の展示物を通じて見ることができ、来館者は同社の取り組みや社員たちの情熱を感じ取ることができます。
1. ORIGIN(オリジン)
このゾーンでは、デンソーの創業から約10年の間に起こった激動の出来事を紹介しています。創業からのストーリーや、初期の技術革新について学ぶことができます。
2. HISTORY(ヒストリー)
デンソーが社会課題にどのように取り組んできたのか、そしてその背後にある社員たちの想いを知ることができるゾーンです。デンソーの価値観が展示されています。
3. THE COLLECTION(ザ・コレクション)
長い歴史を支えてきた製品の数々や、モビリティ分野以外での意外な挑戦を紹介します。これにより、同社の多様な活動を理解することができるでしょう。
4. Theater(シアター)
大型スクリーンを用いたゾーンで、デンソーが描く未来像を体験することができます。これからのビジョンを視覚的に楽しむことができるため、来館の大きな魅力の一つとなっています。
5. VISION STUDIO(ビジョンスタジオ)
ここでは、デンソーの最新技術と未来の実現に向けた取り組みを展示しています。技術革新の最前線を感じられる内容となっています。
開館情報と利用方法
デンソーミュージアムは、事前予約なしで入館することが可能です。ただし、ガイドツアーを希望する場合や16名以上の団体で訪れる場合は、事前にWebサイトからの予約が必要です。入館は無料で、展示は日本語、英語、中国語に対応しています。
- - 所在地: 愛知県刈谷市昭和町1-1 デンソー本社内(5号館3階)
- - 開館日: 会社稼働日9:30~17:00、毎月1回の休日開館あり。
- - 入館料: 無料
デンソーはこのミュージアムを通じて、過去の歴史や挑戦を広く伝え、さらに社会課題の解決に向けた取り組みを強化していくとしています。
75年史サイトもオープン
また、デンソーは創立75周年を記念して「75年史サイト」をも開設しました。ミュージアム内でも一部の内容が展示されているので、ぜひチェックして訪問時に合わせてご覧ください。
デンソーミュージアムは、その取り組みと情熱を未来への架け橋とし、来館者に新たな視点を提供する場となっています。