株式会社アトミテックが高速API基盤開発に参加
株式会社アトミテック(本社:東京都港区、代表取締役社長:中西康貴)は、農業分野に特化したデータサービス「WAGRI」の開発に参画し、高速かつ高品質なデータ連携を目指したAPI基盤の構築を行いました。このプロジェクトは、農研機構が運営する公的なクラウドサービスの一環として、多くの農業関係者に向けた技術革新をもたらします。
WAGRIとは
WAGRI(農業ICTクラウドサービス)は、気象データや農地情報、収量予測など、農業に役立つデータを提供する公的なプラットフォームです。登録したICTベンダーや農機メーカーは、これらの情報を活用し、生産性向上や新たなWebサービスの開発を行います。WAGRIを通じて多様なデータを統合し、農業向けのアプリケーション作成が可能になります。
独自開発による課題解決
農研機構様がこれまで利用していたAPIプラットフォームでは、大容量データ処理に関するパフォーマンスの遅延が課題として浮上していました。この問題を解消するため、アトミテックでは独自のAPI Gatewayアプリケーションを開発。一連の導入により、「実行速度の改善」と「セキュリティ機能の向上」を実現し、コスト削減も達成しました。
アプリケーションの特徴
アトミテックが開発したAPI Gatewayは、Nginxを基に実装されており、高速な通信が可能です。また、Oracle Cloud Infrastructureのコンテナサービス(OKE)を利用することで、冗長性と効率的なアプリケーション開発を確保しています。さらに、処理能力向上のため、全てのデータベースをOracle Autonomous Databaseに統合。
クラウドネイティブ開発の総合力
アトミテックは、OCIの導入から蓄積した豊富な経験を活かし、柔軟なソリューションを提供。クラウドインフラストラクチャの設計から開発、運用までをワンストップで行うことで、顧客のニーズに応えています。OCIが市場で求められる高性能やコストパフォーマンスの良さを提供しており、マルチクラウド環境への移行をサポートします。
パートナーからの支持
日本オラクル株式会社もアトミテックの取り組みを応援しております。高品質なOCIとアトミテックの技術力によって、WAGRIへのAPI基盤導入が実現したことを強調しました。
私たちアトミテックは、今後もこれまでの経験を基に、農業技術革新に寄与し続ける所存です。そしてクラウドサービスの最大限の活用を考え、さらなる発展へと邁進していくつもりです。