アットホームが提供する「スマート申込」が家賃債務保証会社と新たに連携

アットホームが新たな連携を発表

不動産情報サービスを展開するアットホーム株式会社は、オンライン入居申込システム「スマート申込」において、新たに家賃債務保証会社であるUSEN TRUSTとの連携を開始しました。この連携により、2025年5月末時点での提携会社数は57社に到達し、さらなる利便性が期待されています。

スマート申込の利点

「スマート申込」は、賃貸物件の入居申し込みをオンライン上で簡単に行えるサービスです。申込者は、必要な情報を専用のフォームに入力するだけで、迅速な手続きを可能にします。これまで、不動産業者と家賃債務保証会社とのやり取りは、手書きの申し込み書をFaxや郵送でやり取りする形式が一般的でした。このプロセスでは、書類の不備や確認といった業務負担が課題となっていました。

しかし、「スマート申込」により、申込情報が家賃債務保証会社に直接送信されるため、煩雑な手続きが一掃され、業務負担やコスト削減が実現。さらに、入居申込から審査開始までの時間も大幅に短縮されました。

拡大する利用率

近年、民法改正により連帯保証人の極度額明示が義務化されたこともあり、家賃債務保証会社の利用が増加しています。アットホームが実施した調査によると、賃貸取引において、家賃債務保証会社を利用していると答えた不動産会社は69.8%にのぼっており、そのニーズは急増しています。

その一方で、従来の手続きがFaxや郵送に依存しているため、不動産会社は業務負担が増している現状もあります。2024年10月から郵送料金が引き上げられることもあり、この課題はさらに深刻化しています。この状況を受けて、「スマート申込」は家賃債務保証会社との連携を加速し、業務の効率化を図っています。

実際の体験と導入効果

実際に「スマート申込」を導入した不動産会社からは、申込受付業務やデータ管理における業務効率化が進んだとの意見が寄せられています。これにより、接客などのコア業務に集中できるようになるだけでなく、全体の業務の質も向上していると評価されています。

アットホームは、今後も全国に展開する61,000店以上の加盟店へ向け、業務の効率化や生産性向上を支援するさまざまな商品やサービスを提供し続けます。また、IT活用とDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進し、不動産業界全体の活性化を目指しています。

新たに連携したUSEN TRUSTとの取り組みを通じて、利用者にとってより快適な住環境とスムーズな入居プロセスが提供されることに期待が寄せられています。これからも、便利で安全な住まい探しをサポートする「スマート申込」に注目です。