大分市のこどもルームにICTサービス『コドモン』導入で育児支援を強化

大分市の「こどもルーム」に『コドモン』導入

大分県大分市が運営する公立「こどもルーム」11施設が、2025年10月1日から保育ICTサービス『コドモン』を導入します。これは、大分県内の地域子育て支援拠点施設として初の取り組みであり、その目的は業務効率化と利用者の利便性の向上です。

『コドモン』導入の背景

大分市の「こどもルーム」は、0歳から15歳までの子どもとその保護者を対象とした支援施設で、親同士の交流やボランティアによる教室も行っています。これまで、利用者の情報は紙ベースで集計されており、職員にとっては業務負担が大きいものでした。

市民が毎回同じ情報を書き込む必要があったり、利用者のデータ管理が手動であったため、非効率が指摘されていました。こうした課題を解決するために『コドモン』の導入が決定されました。

『コドモン』でできること

『コドモン』にはさまざまなサービスがありますが、大分市のこどもルームで導入されるのは以下の3つの機能です。

1. 入退室管理: QRコードを使用した入退室管理が可能になり、保護者はアプリを通じて子どもの入退室状況を簡単に確認できるようになります。

2. お知らせの一斉配信: 登録した年齢や学年ごとにお知らせをテンプレートから簡単に配信できる機能があります。メールだけでなく、アプリの通知機能を介して情報を届けることができます。

3. アンケート機能: 利用者のアプリに対して、指定した年齢層に応じたアンケートを配信することができ、配信日時の予約も可能です。

これにより、保護者とのコミュニケーションが一層円滑に行えるようになります。

大分市の期待と今後の展望

大分市の担当者は、『コドモン』の導入により、「こどもルーム」がさらに利用しやすくなることを期待しています。市民の利便性向上と、職員の業務効率化が実現されれば、子育て支援の質も向上することが見込まれます。

他の導入自治体

大分県内では、すでに佐伯市や日田市、中津市など他の自治体でも『コドモン』の導入が進んでおり、こども施設のICT化が全国的に進行しています。

このように『コドモン』は、今後も子育て支援の現場で重要な役割を果たし、環境整備に貢献していくことでしょう。

株式会社コドモンについて

コドモンは、東京都品川区に本社を構える企業で、子どもを取り巻く環境をより良くすることを目指しています。業界シェアはNo.1（2024年データ）で、保育・教育施設向けICTシステム『CoDMON』をはじめ、さまざまなサービスを展開しています。参加することで、保育施設の効率化はもちろん、保育士や保護者が子どもと向き合う時間を確保するための支援を行っています。