動く演芸場『落語car』
2021-04-30 12:13:45
北九州に誕生!動く演芸場『落語car』お披露目会の全貌
北九州に誕生した新たな演芸の形、動く『落語car』
福岡市を拠点とする株式会社トリプルフィールドネットワークは、2021年5月5日13時より北九州市の高見神社にて『落語car』のお披露目会を開催しました。この『落語car』は、世界初の動く演芸場として注目を集めています。
お披露目会の概要
イベントは、神社での玉串拝礼から始まり、その後『落語car』のお祓いが行われました。お祓いの後、落語家の橘家文太による奉納落語が実施され、訪れた関係者たちを楽しませました。式次第は、13:00から始まり14:30までに完了する予定でした。
今回のイベントは新型コロナウイルスの影響で、三密を避けるため関係者のみで行われたため、一般の参加者の来場はありませんでした。しかし、YouTubeでの生配信も行われ、多くの人々がオンラインでこの歴史的な瞬間を体験しました。
落語carの背景
『落語car』の制作は、落語家の橘家文太が「九州初の寄席を北九州に作りたい」という夢から始まりました。昨年8月に北九州市に活動拠点を移した文太は、伝統的な寄席が九州には存在しない現状を踏まえ、「作れないなら自分で作ろう」と決意しました。これが『落語car』プロジェクトの立ち上げに繋がりました。
この『落語car』は、トラックの荷台を改造し、内部には畳張りの床や舞台、襖を設置することで、本格的な寄席の雰囲気を再現しています。さらに、音響や照明、楽屋、エアコンまで完備されており、流動的に演芸を行うための新しいプラットフォームとして誕生しました。これにより、落語文化を広げることや、安心して演芸を楽しむことが可能になります。
橘家文太のプロフィール
橘家文太は一般社団法人落語協会に所属する落語家であり、1987年生まれの若手落語家です。彼は2014年に八代目林家正蔵一門に入門し、2020年には二ツ目として昇進しました。文太の独特の表現力と心地よい声は、観客を魅了しています。彼は以前は地元のペンキ屋で働いていた経歴を持ち、落語に興味を持ったのは都内の劇場での偶然の出会いがきっかけでした。文太は現在、FBS福岡放送の番組でもナレーションを担当しています。
株式会社トリプルフィールドネットワークについて
株式会社トリプルフィールドネットワークは、2014年以来「寄席のすばらしさを地方に広める」ことをモットーに、福岡などの地域で様々な演芸イベントを開催しています。昨年のコロナ禍では、無観客配信の形で新たな試みを始め、演芸の新しい形を模索しています。これまでの経験を生かし、『落語car』プロジェクトは多くの人々に新しい文化体験を提供しています。
まとめ
今回の『落語car』のお披露目会は、落語文化を広げるための新たな一歩として、関係者やファンによって迎えられました。高見神社の境内での落語は、まるで現代の中に馳せる伝統のようです。橘家文太と『落語car』の活動に期待が寄せられる今後の展開に目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社トリプルフィールドネットワーク
- 住所
- 福岡県福岡市中央区薬院1-6-7ヴァンクール薬院402
- 電話番号
-
090-7724-7387