京都の西陣や新潟の越後を舞台にした満載の物語、
『恋せよキモノ乙女』の第14巻が2025年8月7日に発売されます。このWebマンガは、着物スタイリストとして成長する主人公・椎名ももの魅力と共に、日本の美しい風景を描いています。
第14巻では、ももが新潟へ取材のために訪れるところから物語が始まります。ももは、祖母の残した日記を手に取り、先祖のルーツを辿る旅に出ます。その過程で小説家のクロエと出会い、共通の思い出を分かち合うことで友情が芽生えます。二人の関係は物語に深みを与え、ももの成長を感じさせる重要な要素となっています。
新潟の伝統的な織物文化の豊かさは特徴的で、特に小千谷縮や越後上布などの素材が、物語にリアリティを与えています。ももは、これらの織物を手にしながら、実際の産地で感じ取った感動を観客に伝えます。読者は、ただの着物の物語ではなく、深い感情と繋がりを感じながら作品を楽しむことができるのです。
一方、京都の西陣では世界的に有名な高級絹織物の魅力を体感します。こちらでももは、伝統と現代が融合する新たな着物スタイルを模索しつつ、仕事に対する情熱を新たにします。西陣織の美しさや歴史、そしてその背後にある職人たちの苦労を知ることが、もものスタイリストとしての成長を促します。
また、物語はクライマックスへ向かうまでの過程を追い、ももと透也の間にも嬉しい変化が訪れます。彼らの心の交流や絆が、着物を通じて描かれ、読者に感動を与えます。物語は、他にも神奈川・箱根の美しい風景や、新潟の星峠棚田、大阪の551蓬莱本店など、多彩なおでかけスポットを取り入れながら、移動する楽しさも伝えています。
このシリーズは2026年3月に予定されている第15巻で完結する予定ですが、読者はももの成長と共に、一緒に旅をしている気持ちを味わえるでしょう。
全体として『恋せよキモノ乙女』は、たちまち読者を惹きつけ、心に響くメッセージを送ってくれる作品です。着物の美しさ、人との繋がり、そして人生の喜びを感じさせるこの物語を、ぜひ手に取ってみてください。